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Friday, June 5, 2020

VRchatのホストクラブに行ったら骨抜きにされて沼に落ちてしまいました - Engadget日本版

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こんにちは、メーカーCEO兼業ライターの東です。

密を避けなければならないこの期間、安心してバーチャル空間で濃密接触ができる『VRchat』で、日々の無聊を慰めております。

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先日、時々VRChat内でボードゲームなどをして遊んでいる仲の良いフレンドのひとりから「月イチでお遊びホストをやっている」という話を聞いて、すわ、と遊びに行って参りました。


訪れたのは、月に1度不定期で開催されるVRホストクラブ『Altermoon(アルタムーン)』。有志が集まって部活動のように楽しんでるということで、お遊戯の延長くらいで考えていましたが、実際行ってみると店内デザインもオペレーションもめっちゃ本格的! 接客スキルも高く、開始10分で骨を抜かれました…!!!

ちなみに生まれてこのかたホストクラブに足を踏み入れたことはありません。自分はその手の娯楽にハマることはないとタカをくくっていたのに…。

▲バーテンダーのカナリアさん。リズミカルにシェイカーを振ってカクテルを作ってくれる。

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▲左が私、右がアルタムーンのホスト漣(レン)君。ドリンクは作るのも飲んでいるのも「ふり」ですが、このプロセスを経ることで、気分がめちゃくちゃアガることを知りました。様式大事…。

なんせ私がこのビジュアルなので甘い会話は躊躇します。「美少女アバターでくればよかったかな」と後悔していたら「えー、かわいいやん。ぴちきょ(私)さんがそのアバターじゃなかったら俺、嫌やな」と言われてズキューン! 「ピンク色(服)っていいよね、女の子らしくて。結構好き、そういうの、俺」と言われてドギューン!!!

▲基本的に距離が密です! これがガチ恋ディスタンスか…。

漣君はそもそもフレンドなので、普段VRChat内で会うときは、関西弁で雑なボケツッコミのやりとりをしている仲です。甘いセリフに吹き出しはしないか、と心配しながら行ったのですが、完全に「ホスト・漣」になりきってくれていたので、不覚にも本気でときめいてしまいました。そして制限時間の20分間でたっぷり潤いを補充し、心なしかツヤツヤになってアルタムーンを後にしました。

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▲最後にシャンパンタワーの前で記念撮影。

しかしVRは没入感が半端ない...。すっと距離を詰められて頭を撫でられると、つい照れしまって、相当テンパります。

さて、アルタムーンがあまりにも楽しかったので、他にもやってないかなーと、Twitterで検索したところ、ヒットしたのが『Altair(アルタイル)』。2019年から運営されている、VRChat界の老舗ホストクラブです。

ラッキーなことに、その日たまたま開店日とのことで、オーナーであるJohnny YAMADAさんのTwitterアカウント(@yamada_is_aniki)に参加希望をリプライしました。すぐに快諾をもらえたので、夜指定された時間にログイン。

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▲最初に受け付けで、楽しく遊ぶためのブリーフィングを受ける。ガードマンの龍君。

PCのみの対応なので(※1)Quest対応と違いポリゴン数の制限が緩く、店内はかなりゴージャスなつくりになっています。天井の高い広々とした空間に、豪奢な内装、光るシャンパンタワー、在籍キャストは24人、ホールやマネジメントスタッフが12人と、けっこうな大箱です。

※1)VRChatはPCからのみログインできるハイポリゴンWorldと、マシンパワーの弱いOculus Questに合わせてポリゴン数を落として最適化したローポリゴンWorldに分かれています。

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▲エントランスからホールへ入ると在籍ホストがずらっとお出迎え!!

小生意気なオラオラ系が良いと伝え、ついてくれたのは人気ホスト「ファラオ」君(@anubisuvrc)。浅黒い肌に金色の瞳が光る獣耳イケメンです。

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▲ファラオ君はファラオなので、王都の政務の合間に趣味でホストをしてるそうです。一人称は「余(よ)」、二人称は「貴様(きさま)」でした。

さすがの王族で「貴様は運が悪いな。余を知ってしまうと、どのホストも物足りなくなるだろうな」などとかなり上からな接客受け、...萌えました。口調は偉そうなのに、2回も延長してくれたり、なんだかんだ優しいのがまたいい…。

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▲やっぱり最後はシャンパンタワー前で記念撮影。

はぁー… 漣君も、ファラオ様も、2人ともとても楽しい接客をしてくれました…。いやほんとありがとう。ちょっと若返った。また今晩やらないかな。毎週でも通いたい。いや本音を言えば、週3くらいで通いたい。

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▲『アルタイル』のキャスト&スタッフ一同。ホールスタッフは裏方なのであえて顔無しというこだりが面白い。

さて、聞いて驚いたのが女性客の多さです。

実は、VRChatは男女比率は約9対1と、ほぼ男性ユーザーで占められています。VRヘッドセットやゲーミングPCを揃えてセットアップしなければならないハードルの高さを考えると妥当な数字ですが、『アルタムーン』は約半数、『アルタイル』が約6割女性客ということでした。

ホストクラブといってもバーチャルな世界なので、乙女ゲー感覚。推しアイドルのコンサートへ行くぐらいの気軽さで遊べます。夫や恋人がいる女性も多く、皆さん気軽に楽んでいるそうです。

もちろん「バ美肉」文化(※2)が盛んなVRChat文脈上、男性客も多く、男性客ばかりつくキャストもいるそうです。彼らの来店理由は「乙女になりたい」「なりたかった別の自分として接してもらえる」「かっこいい男性が好き」「話題を合わせてくれたりするので話しやすい」「ホストクラブを体験してみたかった」など様々でした。心に乙女が住んでいる男性は意外と多い!

それにしても圧倒的マイノリティである我々VR女子が口コミ頼りに集まってきているわけで、需要はバッチリ。VRユーザーの裾野が広がったら、歌舞伎町へ行く勇気はないけれどホスト遊びはやってみたい私のような妙齢淑女や人妻がどっと押し寄せそうですね(笑) VR接客サービスはデータを転用しやすいので、ライトユーザーの増加とともに様々なサービスが生まれるかもしれません。

※2)バーチャル美少女受肉の略で美少女アバターをまとうこと。日本のVRChat男性ユーザーの多くが美少女姿で活動しています。

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▲推しメンズのご褒美ツーショット。実は『アルタムーン』は『アルタイル』を参考にOculus Questユーザー向けにつくられたVRホストクラブで、スタッフ同士の交流もあります。

漣君やファラオ様のようなケモナーはいても、さすがにキャストはほぼ人型です。しかしそこは何にでも化けられるVR。今後、蛇や昆虫、なんなら鉱石のような無機物からの接客も受けてみたいなぁと思いました。どこまで自分にときめき許容量があるのか試したい!

そしてなりより、寝起きでもヨレヨレでもタップひとつで美女アバターに化けられるのがいい。リアルにおめかしする煩わしさもなく姫になりきって楽しめるなんて、なんだ最高かよ!!!!

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▲今年5月時点の『アルタムーン』のキャスト&スタッフ一同。今はもう少し増えているとか。

両クラブとも商売ではなく有志で運営されています。もちろんみなさん本業があるので、開催は月に1~2回程度。世界はバーチャルでも動くのはみな生身の人間です。スタッフィングや店を運営する手間はかなりのもので、これらをすべて無償で提供しているのは本当にすごいし、ありがたいなぁと、心から感謝しました。

Oculus Questは、49,800円(64GB)!! 歌舞伎町に通うよりきっと安上がり!! さあハートが乙女の皆さん! 5万円弱でトキメキを買いましょう! そして私と一緒にVRホストクラビングを楽しみましょう!(仲間がほしい)(※2)

※2)『アルタイル』(ハイポリゴンWorld)へ行くいくにはさらにゲーミングPCが必要です

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しかしちょっと優しくされてフワーっと浮き足立ってるようでは、生馬の目を抜く猛者が集まるリアル大遊戯場の門をくぐると、ケツの毛までむしられそうな気がしますね...。

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