6戦6発にマドン監督も笑い止まらず「今週で驚いたことと言えば…」
■タイガース 5ー3 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のタイガース戦でシーズン自己最多となる23号2ランを放った。「2番・指名打者」で先発出場し、今季2度目の3試合連発をマーク。両リーグトップに並んだ。6戦6発の大爆発で、さらに投手でも3勝目を挙げたこの1週間を振り返り、ジョー・マドン監督は試合後「本当に途方もないね。そうだろう? 見ていて本当に楽しいよ」と笑いが止まらないようだった。
2打席連続空振り三振で迎えた大谷の第3打席だった。2点を追う5回1死二塁で、2年目右腕・マイズからバックスクリーンへアーチ。何度も雄叫びをあげ、ダイヤモンドを駆け抜けた。3試合連発は5月16日~18日以来、自身4度目。6月15日(同16日)の敵地・アスレチックス戦から驚異の6戦6発で、リーグの本塁打王争いで両リーグトップを走るブルージェイズ・ゲレーロJr.に一気に並んだ。
目も眩むような1週間だった。本塁打→本塁打→投手3勝目→2本塁打→本塁打→本塁打。夢か現かわからなくなるような二刀流の姿に、指揮官も「本当に自信を持ってプレーしている。彼はとても才能に溢れている。何よりもとてつもない自信を持っている。投球に関しても打撃に関しても走塁に関してもね」ときっぱり。さらに続けて「今週で驚いたことと言えば、彼がバントの構えをしたのを見て、投手が投げるのをやめてしまったことだね(笑)。見ていてとても楽しいよ」と堪能したようだった。
チームは延長10回の末敗れたものの、マドン監督は「ショウヘイはまた私たちを救おうとしてくれた」とも。メジャー通算70号で、通算200打点(通算201打点)にも到達。指揮官の期待を軽々と上回って超えていく姿が、なんとも頼もしい。
(Full-Count編集部)
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