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Sunday, August 8, 2021

ハイエンドMac miniが数か月以内に登場?からiPad mini発表間近?まで。最新アップル噂まとめ - Engadget 日本版

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Apple

Mike Segar / reuters

今年はかつての恒例通り9月に新型iPhoneが発売されるとの予想は、中国に工場を持つFoxconnなどのアップルサプライヤーらが工場労働者を集めるために苦労しているとの報道により信ぴょう性が強まっています。しかし半導体不足は一向に改善せず、アップル幹部らも今後のiPhoneやiPadの生産に影響すると述べていただけに、発売直後は予約や入手に苦労するのかもしれません。

数か月以内にハイエンドMac mini登場?からiPad mini発表間近?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

Mac mini

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、2022年末までに発表予定のAppleシリコン搭載Macにつきロードマップの見通しを概説。そのなかで「M1X」プロセッサ搭載の新型MacBook Proが「今後数か月のうちに」リリースされ、「その後すぐに」ハイエンドMac miniも登場すると述べています。

「今後2年かけてすべてのMac搭載プロセッサを、独自開発のAppleシリコンに移行する」との計画は、2020年6月の開発者会議WWDCにて予告されたこと。Gurman氏いわく、その目標は2022年11月までに「かろうじて達成する」とのことです。厳密に言えば2年5ヶ月となりますが、アップルいうところの「約2年間」の範ちゅうには収まりそうです。

そうしたBloomberg報道から数日後、ユーラシア経済委員会(EEC)データベースに新型MacBook Proらしきデバイスが登録されたとの報告もありました。

EECはロシアやベラルーシ、カザフスタンなどが加盟するユーラシア経済連合の執行機関であり、これら諸国で暗号化機能を持つデバイスを販売する際には、製品の事前登録が義務づけられています。つまり法的な取り決めのためにアップルの秘密主義も守り切れず、過去にも登録からまもなく新型iPhoneなどが発表されていました

ほかEECデータベースからは未発表のApple Watchらしき製品登録も見つかっており、アップルの新製品が続々と発売準備に動いていることが窺われます。次期iPad miniも今年秋にリリースと予想されていますが、そろそろユーザーも「どの製品を優先して購入するか」を考えておくとよさそうです。

TITANIUM

Apple

Apple Watch Series 6のうち高価な「チタニウムケース」が、米国やその他の主要地域で配送および店頭での受け取りができなくなっているとの一報です。

こちらも指摘しているのは、上記の次期MacBook Proなどの噂を伝えたBloombergのMark Gurman記者です。すなわち次期Apple Watch Series 7(仮)が9月発売と予想されているなか、この次期にチタン製モデルが品薄になっているのは、高価ゆえに「あまり売れないだろうと予想して少量しか作らなかった」からと推測。さらにはSeries 7でチタニウムEditionはなくなる可能性があると示唆しているしだいです。

アップルは販売状況に応じた生産量の調整が徹底しており、iPhone 12 miniも売上げ不振で6月には生産終了になったと噂されています。公式には明言されないものの、クックCEOは7月末の第3四半期業績発表でもiPhone 12 Proモデルが「特に好調」だったとしつつ、miniモデルには何の言及もしていませんでした

ちなみにApple Watch Series 7はSoCを小型化して大容量バッテリーを搭載しデザインが刷新される一方で、血糖値測定や体温計など新規の健康センサーは採用されないとの説が有力です。しかし見栄えが良くなった上に1日以上充電しなくても支障ないほどバッテリー持ちが良くなれば、特に革新的な機能がなくとも十分に魅力的になりそうです。

iPad mini

次期iPad miniがまもなく発表される可能性を様々な情報源が裏付けていますが、気になるのが「画面サイズはどうなるのか」ということです。そんななか、アップルが中国のiPad mini 4ユーザー宛てに画面サイズが大きすぎるか、ちょうどいいか尋ねるアンケートを取ったとのうわさ話です。

アンケート項目の1番目は「iPad mini 4の画面の大きさをどう思いますか?」というもの。現行モデルは第5世代ですが、iPad miniシリーズの画面サイズは2012年発売の初代モデルから一貫して7.9インチであり、もしも変更があるとすれば「最大の革新」となります。

これまでの噂話を総合すると、次期iPad miniは画面周りのベゼルが狭くなり、前面からホームボタンをなくすことで(Touch IDは側面電源ボタンに統合)本体サイズは据え置きのまま、画面サイズは広くなるとの予想図が描かれています。

また質問項目のなかに「iPad miniの縦向きと横向きとで、どんなことを行っているか」があるのも気になるところです。

次期iPad miniには最新のiPad AirやiPad Proと同じく磁気式のSmart Connectorが搭載される、すなわち専用の外付けキーボードも用意される可能性が浮上しています。これまでの純正Magic Keyboardでは横置きに限られていましたが、もしかしたら縦置きできる純正アクセサリーが発売される期待が持てるかもしれません。

iPhone Notch

2017年のiPhone X以来ノッチ(画面上部の切り欠き)が定着していますが、この領域は「自撮りカメラや顔認証用のTrueDepthカメラなどを置くために必須」のため、たやすく撤廃できないとも思われます。しかし万人に好評とは言えず、アップル自らがノッチを否定するようなパンチホール(画面下に自撮りカメラ等を置き、ディスプレイに穴を開けて視界を確保する)関連の特許を出願していたこともあります。

そんななか、アップルが新たに「ディスプレイの一部を動かし、前面カメラやその他の光学部品を見せたり隠したり」するしくみの特許を取得したことが明らかとなりました。

本特許はディスプレイの一部に可動する「窓」領域を設けて、自撮りカメラや顔認証をする時だけ「窓」を開けて外部と光や赤外線の行き来ができるようにするというもの。ふだんは「窓」を閉じておき、欠けた部分がない全画面ディスプレイとして振舞うわけです。

これらの実用化はさておき、アップルが「ノッチを隠す、ないし無くす」ことを検討している可能性が窺える手がかりではあります。2022年のiPhone 14 Pro(仮)でうわさ通りパンチホールが採用されるかどうか、続報を待ちたいところです。

icloud photo scan

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週末に発表された次期iOS 15等での児童虐待対策の導入は、iCloudに保存される写真がスキャンされて当局に通報もありうるということで、各方面で激しい物議を醸しています。

その渦中にあるアップルの社内チーム向けに、「一部の人々が誤解している」ことを認識しつつ、今後は理解が得られるよう「機能の詳細を説明していく」とのメモが配布されているとの噂話です。

それによるとアップル幹部のセバスチャン・マリノー・メス氏いわく、一部の人々が誤解や「少なからずその影響を心配している」と分かりながらも、これらの機能は「子供たちを守る」ために必要であり、同時に「ユーザーのプライバシーに対する深いコミットメントを維持するもの」とのことです。

児童虐待対策のためのiCloud画像スキャンについては、Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOも「アップルの視点から見ようと努力したが、これは有罪推定に基づいてアップルによりインストールされる政府のスパイウェアだ」と非難しています。EpicはApp Storeの手数料を巡ってアップルと訴訟中であることは、たびたびお伝えした通りです。

しかしスウィーニー氏の主張する「その機能は個人データをスキャンして政府に報告することです」とは、アップルが説明する「iCloudの画像ハッシュとCSAM(児童の性的虐待)画像データベースのハッシュが一致するかどうかを確認し、一致する場合のみ手動でチェック」や「iCloud画像のみに適用され、デバイスにローカル保存している画像は対象とならない」とは対立しています。

いずれにせよ、今後アップルからさらに詳細な説明が提供されるはず。それを専門家らが検討し、緻密な議論が展開されていくのを待ちたいところです。

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