一つ一つ階段を上っている。山口・宇部工高からドラフト4位で入団したヤクルト・小森航大郎内野手(19)が4日のDeNA戦で2軍戦デビュー。20日時点で5試合に出場し、5打数1安打の結果を残している。
「プロ野球選手になれて野球漬けの日々はとても楽しいです」
まさに〝野球小僧〟だ。入団前にけがをして、合同自主トレは一部別メニュー調整。春季キャンプも2軍のキャンプ地である宮崎・西都で体幹トレーニングやランニングなど体づくりからスタートと地道な積み重ねが多くあったが、それすらも前向きに捉えて楽しんでいる。
高校時代は金属バット。木製のバットへの順応が最低限必要になるが、小森には心配はない。監督として2年まで指導した藤島俊成氏=現下関工科高部長=の助言もあって高校2年秋までは、公式戦以外は木製バットを使用した。
「木製バットは重たくて芯でないと飛ばない。体を作らせるためにやっていました」と藤島氏。小森も「高校時代の経験が今に生きている」とうなずく。
「世界一の遊撃手になる」という夢を追い続けている。そのためにはどうするべきか。体づくりから見直した。練習では人一倍声を出してはつらつとプレー。練習後は守備練習を居残りでし、コーチとマンツーマンでアドバイスを受けている。 高校時代とは違ってプロの世界。野球のレベルは全く違う。「球の質や変化球がやっぱり違う」と実感をこめている。それでも「同じ野球ボールを使っていることに変わりないので」と前向きに捉えている。
まずは1軍出場が目標。入団時には「プロは勝負の世界になると思うので、大変なことの方が多いと思いますが、誰にも負ける気はない。一日一日を死に物狂いで戦って、必ず1軍で活躍したい」と気合をいれていた。誰よりも努力を積み重ねる。(森祥太郎)
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