伊達市保原の山崎組(伊達市保原町東野崎)の資材置き場のフェンスに、地元・保原教会幼稚園の園児が描いた「はたらく車の四季」が登場した。(福島経済新聞)
震災後から同園の園児たちにダンプカーやバックホ-などの働く車の見学や、実際に園児を乗せて積み込み作業などの体験に協力していた同社。きっかけについて同社社長の山崎操(みさお)さんは「以前、こちらの幼稚園の施工をしたことがある。その縁で、フェンスに絵を描いて作品展として展示しないかと提案したのがきっかけ」と振り返る。
園児30人がテーマの下、春は年少、夏と秋は年中、冬は年長の園児たちが季節ごとに描き上げた。クレヨンやちぎり絵などの技法で、その季節の楽しい思い出とともにさまざまな車両を描いた。
当時年長だった高島紗世ちゃん(6)はこの日、小学校の入学式で、式の終わりに立ち寄った。「スイカ採りが楽しかった。働く車に乗ったのもとても楽しかった」と自分たちの描いた絵を見ながら笑顔を見せた。
山崎さんは「工業団地の無機質なフェンスに町の園児たちの描いた絵を展示することによって、子どもや地域の皆さんに楽しんでもらえれば」と話す。
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