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Thursday, December 30, 2021

2021年を振り返る個人GOTY:昆野立、「ゲームは遊んでみるまでわからない」と新旧織り交ぜ遊び『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』がマイGOTYに - IGN JAPAN

「ゲームは遊んでみるまでわからない」――この言葉を2021年ほど実感した年はなかった。逆の言い方をすると普段遊んでいないゲームを遊ぶ時間をたくさんつくれたともいえる。

『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』は開始30時間をすぎたあたりから物語が急激に牙をむくダークファンタジーの傑作。

2021年のベストは日本一ソフトウェアによる怪作『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』。バトルのおもしろさもさることながら筆者にとっては『うたわれるもの 二人の白皇』以来、久しぶりにストーリーに心底のめり込んだ作品となった。少女と魔女の壮大な物語となる本作は、後半のゲームバランスの悪さなどマイナス要素も多く指摘できる。しかし、200時間を超えるプレイ時間の後、到達したエンディングはすべての労をねぎらってあまりあるもので今後も筆者が2021年を思い返すとき、まっさきに思いうかべるであろう宝石のような作品だ。

  1. 『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』
  2. 『FINAL FANTASY XIII』
  3. 『BRAVELY DEFAULT II』
  4. 『ウマ娘 プリティダービー』
  5. 『NieR Re[in]carnation』
  6. 『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』
  7. 『Hades』
  8. 『Shadowverse』
  9. 『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』
  10. 【配信番組】ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021

上位3作はRPGを選出したがいずれも戦闘がとにかくおもしろいのだ。とくに2021年に初めて遊んでみた『FINAL FANTASY XIII』は長くファイナルファンタジーシリーズで採用されてきたATB(アクティブタイムバトル)の完成系ともいえる戦闘に今更ながらベタ惚れしてしまった。「こんなにおもしろいのになんでみんな今まで教えてくれなかったんだ! 」と、つい憤ってしまうが確かにストーリーに関しては筆者もなかなか擁護しづらいところもあるが、トガったこだわりをもつ美しい作品だと感じている。

4位、5位は日常的に遊んだモバイルゲームで、毎日のようにログインしちょっとづつ進んでいく成果を楽しんだし、2022年も引き続き遊んでいくだろう。推しウマ娘はオグリキャップ一筋といたいところだが、一度育成するとみんなかわいいよね?

6位、7位はお気に入りとなったインディーゲームを選出させてもらった。『Hades』に関しては筆者が語る必要もないと思うので割愛するが『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』は『メトロイド ドレッド』の波に乗れなかった筆者を魅了してくれたメトロイドヴァニア作品。不穏で叙情的な音楽も素敵でリリィの回避ムーブになるスライディング姿もとてもかわいい。ダークな世界観にずっと浸っていられるそんな一作。

8位の『Shadowverse』はもう3年くらい継続して遊んでいるデジタルカードゲームで2021年から本格的に始めた『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』とともに毎日のように楽しませてもらっているタイトル。運営のCygamesは2020年からのコロナ禍でもカードリリースのタイミングなどを一切遅らせることもなく、公式大会であるRAGEの運営をいち早くオンラインに切り替えたりと安定した運営を続けてくれており、もう筆者の生活には欠かせないゲームだ。年末に2年ぶりに開催された世界大会も大盛り上がりでリアルカードプロジェクトも動き出すという2022年の動向からも目が離せない。

『Shadowverse』の新弾は3カ月に一度リリースされ、2020年からのコロナ禍でもスケジュールが一切遅れることはなかった。最新弾は2021年の12月末にリリースされる「Omen of Storms / 十禍闘争」。

格闘ゲームが豊作だった今年、筆者のお気に入りは『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』。原作となる「月姫」のリメイクもあわせて月姫新規勢として大いに楽しませてもらった。

『月姫 -A piece of blue glass moon-』も今年を代表するノベルゲーム。格ゲーの「MELTY BLOOD」と共に月姫ユニバースをかなり楽しんだ。続編も早く遊びたい!

10位にランクさせた『ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021』は退屈だった平日の夜をエキサイティングな時間にしてくれた。プレーオフをのこしシーズンが終わってしまった今は大きな喪失感にさいなまれているが、梅原大吾選手による「獣道」シリーズや、こくじん氏の主催による不定期配信の「格闘ゲーマー人狼」など格闘ゲームのストリーマーたちの番組配信を楽しみつつ、残りのプレシーズンとシーズン2022の到来を待つことにしよう。

ほかにも緊急事態宣言が続いた上半期の週末の夜には友人たちとZoomをつなぎ『Among us』や『モンスターハンターライズ』を遊んだり、オランダのクラべさんと『It Takes Two』をプレイしたりとオンラインのマルチプレイゲームも大活躍だった。2021年はTGSで配信のお手伝いをしたり、番組収録をオンラインでおこなわせてもらったりしたけど、人とゲームを語りあうのはおもしろいし、聞いてるのもとても楽しい。

2022年以降もオンとオフが混ざりあう世界線はまだまだ続きそうだけど、なにがあってもゲームがあればそれなりに楽しくに過ごせそうな気もしている。2022年だってゲームは遊んでみるまでわからないはずだ。

「ゲームと人」が生みだす新たなる出会いに期待しつつ、
今日も起動。Now Loading .....

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