毎年3月頃になると、ライダーは皆ソワソワしますよね。気温が高くなりバイクシーズンが目前だからです。気温を先取りしているような日は、フライングして自宅を飛び出すライダーも多いのではないでしょうか。
暖かくなるとショッピングにも出かけます。デパートやショッピングモールなどに行くと、アパレル屋さんにはすっかり春物が並んでいますよね。今年はどんな服を着ようかと、とても楽しい気持ちになります。
ライダーの皆さんが来ているバイクウエアも立派なアパレルです。アパレル業界がそうであるように、この時期はバイクウエアも新作が出来上がってきます。
一昔前のバイクウエアといえば、はっきり言ってバイク部品の一部のようで、プロテクターがゴテゴテと目立ち、アパレルと形容できるものではありませんでした。
しかし昨今のウエアは、よりアパレルという点を意識しており、油臭と脂臭を感じるものが少なくなってきているように感じます。
油臭は男にとっては蜂蜜の香りかもしれませんが、普通の人を遠ざけてしまうのも事実です。特に女性は見向きもしてくれません。せっかくなら、人が寄ってくるような服装をしたいですよね。
また、昨今はストリート系改めネオレトロ系が台頭しています。ネオレトロ系は、どちらかといえば街中で映えるバイクです。
カフェレーサーはその代表格。街中を走るのですから、やはりおしゃれに気を使いたいですよね。カッコ良いと思われた方が絶対に得です。
今回紹介するのは、まさにそんな新作ウエアが中心。通勤などの近距離向け、そしてロングツーリングの観点からそれぞれジャケット、グローブ、シューズを紹介します。
特に春物は、それを着てスタバに入っても、煙たがられることはないようなおしゃれなものを揃えました。おしゃれをすれば、バイクライフが一層楽しくなることは間違いありません。
通勤・通学、街乗り・日帰りツーリングにおすすめ
ジャケット
パワーエイジ:PJ-22105 リネンシャツライダース
これがバイクウエアと言われたら驚きではないでしょうか。まるで普通のシャツです。それこそが本品の狙いですね。
素材にコットンとリネンを使用しているので、着心地と肌触りも優しいのが特徴。見た目も清涼感があり、オイル臭い印象は受けません。そして通気性が良いのもこの素材の特徴。汗をかくライディングには必須の機能です。
普通の服に見えますが、そこはしっかりとバイクウエア。肩、ヒジ、脊椎にプロテクターを標準装備。さらに上級のプロテクターにアップグレードもできます。さらに立体裁断でバイクの乗車に最適な形状にデザインされており、機能性に申し分はありません。
シャツなのでパリッとしている印象を受けます。普段着もあまり着崩さず、フォーマルな服装が好みのライダーにとてもお勧めです。カラーはブラック、インディゴ、ダンガリーの3色を用意
パワーエイジ:PJ-22103 イージーライドパーカー
このウエアを着てジムに入っても違和感がないように感じます。そんなラフさとスポーティさを感じるパーカータイプのバイク用ウエアです。
柔らかい印象を受ける理由は素材。ポリエステル100%で作られています。ポリエステルなので軽くて柔軟性が素晴らしく、通気性や速乾性も抜群。特に近年は、気温が上がったと思ったら、あっという間に汗だくという日も多いので、汗に対する性能は見逃せません。
もちろんバイク用ウエアなので肩、ヒジ、脊椎箇所へのプロテクターは標準装備。オプションでより頑丈なものにアップグレードもできます。立体裁断なのでライディングの邪魔にもなりません。
若いライダーはフルカウルのスポーツバイクにとても似合いそうなウエアです。
カラーはグレー、ダンガリー、サマーインディゴ、ロゼ、オフホワイトの5色を用意。女性にも似合うカラーリングとデザインです
RSタイチ:RSJ339 マイルズ エアー ジャケット
現在のネオレトロは、より本格的なクラシカルモデルが多く人気が高いように思います。クラシカルモデルに似合う服装を考えると、ガチガチのライダーウエアよりも、普段着感がある方が似合います。しかも着崩したような感じではなく、パリッとしていた方が印象が良いですね。そんなウエアが本品。
見た目は、襟があるお陰でパリッとしながらも柔らかい印象を覚えます。これが硬いイメージのあるジャンパーよりも若々しく紳士的なデザインですね。
さらに面白いのが機能性。ジャケットの大部分にメッシュを使用しているので通気性が抜群。春先はもちろん夏でもメインに使用できる快適性があります。
ライダー用ジャケットなので、背中・肩・ヒジにプロテクターを標準装備。別売りの胸部プロテクターも装着可能で安全性は抜群です。トライアンフ・ボンネビルのような紳士的なクラシカルモデルがとても良く似合いそうなジャケットです。
カラーはカーキと刺繍などが違う2種類のブラックを用意。春らしく爽やかな印象を与えるにはぴったりのジャケットです
グローブ
パワーエイジ:アーバンスタイルサマーグローブ
ネオクラシカルにとても似合うグローブが本品。見た目がとてもシンプルなので、まさにシンプルなバイクにベストマッチ。
しかし見た目とは裏腹に機能性が高いのがポイント。甲側にはプロテクターを備えているのはもちろん、通気性とストレッチ性を併せ持つ布素材を使用。掌側にはグリップ力に優れた牛革、指間には通気性優先のメッシュを使用しています。
さらにありがたいのはスマホの画面を操作できる点。ナビ画面の操作に手間取らなくて済みそうです。
カラーはブラック、チャコール、グレー、ブラウン、ネイビーの5色を用意。シンプルなデザインなので、意外とどんなバイクにも似合うでしょう
RSタイチ:RST455 ストロークエアーグローブ
RSタイチらしいスポーティなショートグローブ。スポーツモデルに乗っているならば、手元もそれなりに決めたいところ。このストロークエアーグローブは、デザインも機能性もスポーツバイクにマッチします。
スポーツタイプはどうしても暑苦しいイメージがありますが、本品はメッシュ素材を多用しているため蒸れを防ぐことができます。また、操作性も抜群で、スマートフォンなどのタッチスクリーンもグローブをはめたまま操作が可能です。
しかしこの本品の最たる特徴は安全性。甲部、掌の付け根付近、そして手首外側にプロテクターを備え、万が一の際に確実に手を保護してくれます。
カラーはブラックを基調とし、単色ブラックの他、トリコロール、グレー、レッドのツートーンカラーを用意。「TAICHI」のロゴがスポーティな印象
ゴールドウイン:アンチバイブレーションレザーショートグローブ GSM26004
オーソドックスかつ大人の雰囲気をまとったレザーグローブ。ネオレトロ系の殆どのバイクに似合うのはもちろん、素早く身につけられるため近距離用にも役に立つこと間違いありません。
本品の特徴的なところは雨に強い点。丈夫なヤギ革に撥水加工を施しており、軽い雨程度なら水の侵入を防ぐことができます。春夏グローブは耐水性は割り切っていることが多いため、ありがたい機能性ですね。また掌側にはアンチバイブレーションフォームを使用しており、耐振動性も良好です。
まさにシンプルイズベストを体現しているライダーグローブではないでしょうか。
カラーはブラウン、キャメル、ブラックを用意。どれも落ち着いた雰囲気があります。外しやすいのも特徴で、色々な面で使いやすさにも優れるグローブです
シューズ
アルパインスターズ:CR-X DRYSTAR(R) RIDING SHOE [CR-X ドライスター ライディング シューズ]
スニーカー感覚で履けるのが本品。一見するとバイク用とは気づかないほどデザインが優れているのが特徴。それもそのはず、タウンユースが考慮されており、日常使用で求められる柔軟性や快適性が追求されています。
しかしバイク用として求められる機能性はしっかりとデザインされており、雨にも対応できる透湿防水機能や、つま先とくるぶし部にプロテクターを備えるなど安心してライディングに使用できます。
カラーはブラックを基調に単色のほか、グレー、オレンジ、イエロー、レッド×2パターンの計6色を用意。配色のセンスも普段のスニーカーと遜色がありません
スニーカーとバイク用ブーツを融合させたようなライディングシューズが本品。デザインが一般のスニーカーのようなスポーティさがあり、普段履きをしていても違和感がありません。ツーリング先で、ライディングウエアを脱いで歩くようなシーンでも、普段着の雰囲気を崩さずに済みます。
しかし機能性は一級で、タイチオリジナルの透湿防水素材を使用し、雨のライディングでも快適性と安全性を損いません。また、靴紐の代わりにダイヤル式のBOAを装備し、脱ぎ履きとフィットの調整が容易に行え、ライディングブーツ特有の面倒さから解放してくれます。
カラーはブラックを基調に単色のほか、オレンジ、レッド、ホワイトのツートーン、そしてグレーの計5色を用意。機能性とスポーティさを融合した独特のデザインも魅力的です
フラッグシップ:タクティカルライディングブーツ
例えばスクランブラーのようなミリタリーテイスト溢れるバイクに乗るのであれば、スニーカータイプよりもガッツリしたブーツの方が似合うでしょう。そんな人におすすめしたいのが本品。見た目からもわかるように本格仕様のライディングブーツです。
ブーツとは言っても機能性と快適性を併せ持つのも本品のポイント。靴紐の代わりにダイヤルとワイヤーを使用し、ブーツが最も苦手とする脱ぎ履きのしにくさを改善しています。もちろん透湿防水素材を使用しているので雨を心配せずに通年の使用が可能です。
カラーはブラックとベージュの2色。どちらも土臭い色で、スクランブラータイプのバイクにはとても似合います。ちなみにダイヤルは2箇所に備え、ホールド性をより強固にしています
長距離ツーリング(高速ツーリング)におすすめ
ジャケット
ゴールドウイン:ロードブック ジャケット GSM22153
雪が溶け、新緑が芽生えてくるといよいよ林道ツーリングに行く気になるものです。アドベンチャーモデルを所有し、オフロードに興味を持った人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが本品です。
カジュアルに見えるこのジャケットですが、実はラリー用がコンセプト。山に行けば泥汚れや水汚れも覚悟しなければなりませんが、本品は透湿防水素材を使用しているので、ジャケットの中まで水が染み込まずに済みます。また、見た目とは裏腹に、軽量で運動機能に支障がないようデザインされているので、バイクの操作に違和感を覚えることはありません。
カラーはコヨーテ、オレンジ+ネイビー、オレンジ、ネイビー、ベージュ+オリーブの計5色を用意。春先はまだ寒いので、その対策用にも良いジャケットです
ラフアンドロード:デュアルテックストレックパーカー
ロングツーリングでは晴れ通しということは少ないと思います。それもそのはず、例えば東京から東北方面に向かう場合、那須の山を駆け上るわけですから、それは天候に違いが出て当たり前田のクラッカーなわけです。
そこで頼りになるのが全天候型のツーリングジャケット。本品は透湿防水素材を使用しており、急な雨でも安心して走れます。また、胸や腕にベンチレーションを備えているため、気温が上昇した時もジャケット内を換気でき快適かつ清潔を保てます。
デザインはオーソドクスで国内外のどんなツアラー、またはADVにも似合うでしょう。もちろんプロテクターを装備しており安全性も抜かりはありません。
カラーはブラック、ガンメタ、オリーブの計3色。ツアラー自体が大人の雰囲気を持つバイクですが、その雰囲気とマッチするデザイン&カラーリングです
RSタイチ:RSJ340 エクスプローラー エアージャケット
春半ばから夏におすすめのジャケット。特にオフロードを走るようなシチュエーションにはもってこいです。
オフロード走行は砂利などが飛んでくるため、軽めの服装は安全性からNG。必然的にゴツいウエアとなるのですが、プロテクション面をしっかりとさせながら通気性といった快適性を両立しているのが本品です。
ウエアの前と後ろに大面積のメッシュ部を備えることで、高い通気性を確保しており、スタンディングで激しく悪路を攻めるような汗の出るライディングでも快適性を保持してくれます。R1250GSやアフリカツインといった大型アドベンチャーに非常にマッチするデザインです。
カラーはブラック、ブラック+グレー、カーキの計3色を用意。機能性溢れるデザインのため、冒険心が自然に掻き立てられますね
グローブ
ゴールドウイン:リアルライドスピードメッシュグローブ GSM26100
バイク用グローブとして最もスタンダードなタイプの一つが本品。バイク用として求められる手の甲を中心としたプロテクターをきちんと備えた上で、全体のデザインを落ち着かせているのが特徴。そのおかげで原付スクーターからツアラーまであらゆるバイクに違和感なく使用ができます。
ショートタイプなので着脱が楽で、手のひら側にはアンチバイブレーションフォームを装備。また、グローブをつけたままタッチパネルの操作も可能と、コンパクトな中に機能性を凝縮したグローブです。
カラーはブラック、ブラック+レッド、オリーブの計3色を用意。全体的に配色を抑え落ち着いた雰囲気を出しています
ラフアンドロード:プロテクションライディンググローブ
高い人気を誇るスポーツタイプのショートグローブ。バイク用として必要な手の甲側や指の部分のプロテクション機能を抜かりなく備え、さらに軽量さも追求した結果のこのデザイン。なかなかどうして独特なスポーティさを醸し出す結果となっています。
カラーバリエーションが豊富に用意されているのも特徴で、国内外のあらゆるスポーツバイクに色が合わせやすく、ジャケットとのコーディネートも楽しめます。また、スマートフォンのタッチパネル操作にも対応し、使いやすさはますます向上。そして値段がリーズナブルなのが嬉しいですね。
カラーはブルーカモ、ブラック、イタリア、ジャパン、ライム、M-グレー、M-サンド、オレンジ、レッド、サクラ、スプラッシュ、スミレ、シルバー、Y.ブルーの計14色と豊富に用意。イタリアンは、ありそうでない珍しいからリングではないでしょうか
RSタイチ:RST441 ラプターレザーグローブ
デザイン性に溢れるグローブが数多くラインアップされている中で、バイク用はやっぱり守ってナンボ、という硬派なライダにおすすめなのが本品。
質感とプロテクション機能が見事に調和されており、メインの革には山羊革と牛革、プロテクション部にはカーボンを使用することで、男らしい印象を醸し出してます。またグローブ装着のままでスマホが操作でき、ナビ画面などの操作に困ることはありません。
Z900RSやKATANAといった硬派なネイキッドモデルの手元を引き締めてくれそうなグローブです。
カラーはブラックを基調に単色のほか、レッド、ゴールド、ホワイトのツートーンカラー3色の計4色を用意。従来からのネイキッドファンに刺さるようなデザインです
シューズ
ゴールドウイン:Gベクターライディングシューズ GSM1057
トレッキングシューズのようなデザインの本品。その見た目からも想像がつくように、機能性がしっかりとデザインされているのが特徴。シューズのアッパー部分には透湿防水性の高い素材を使用、またムレを放出しやすく乾きやすいメッシュ素材も合わせることで快適性を保ちます。
このような機能性を保ちながら、一般のシューズに近い見た目のため、あらゆる服装を合わせやすいと思います。昨今はより自由度の高いウエアが登場しているので、このようなシューズは重宝されるのではないでしょうか。
カラーはキャメル、ブラック、オリーブ+ブラックの計3色を用意。足首にベルトを採用することで、しっかりシューズをフィットさせることができます
ラフアンドロード:デュアルテックスラフライディングシューズ
ブーツの泣きどころである脱ぎ履きのしやすさにこだわった本品。靴紐の代わりにダイヤルワイヤーを採用することで、靴紐を結ぶあの煩わしさから解放してくれます。あの靴紐が嫌でとブーツを敬遠する人も、これならブーツを導入しやすいのではないでしょうか。
もちろんブーツらしい機能性は抜群。上記のダイヤル式ワイヤーをはじめ透湿・防水性、耐水性、暴風性を兼ね備え、さらにトレッキング用ブーツに用いられるイタリアのブランドVibramソールを採用し、アウトドア性能も非常に高くデザインされています。
カラーはブラック+レッド、ブラック、ブラウンの計3色を用意。合成皮革を使用しており、雰囲気も抜群です
ブーツの機能性とシューズのスタイリッシュさを取り入れたようなデザインをしているのが本品。ブーツの脱ぎ履きに便利なダイヤル式ワイヤーを採用しているほか、透湿防水性能、アウトサイドとヒール、くるぶしのプロテクター、さらに衝撃吸収素材を使用したインナーソールと、バイクに乗る上で必要な機能を凝縮しています。
また質感の高い見た目も特徴です。合成皮革と牛革を使用しており、男らしい雰囲気を醸し出しています。硬派なネオレトロバイクに乗る際などには足元を引き締めてくれそう。また、革のパンツとの相性も抜群です。
カラーは、ブラックを基調にグレー、レッド、ホワイトのツートーン3色にカモフラージュを加えて計4色を用意。どのカラーもスポーティでコーディネートを楽しめます
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