日ざしが強くなるこれからの時期のおしゃれに彩りを加えてもらおうと、染色や織物の伝統技法を使って作られた帽子を紹介する展示会が熊本市で開かれています。
展示会場の「くまもと工芸会館」には熊本県をはじめ、新潟県や徳島県などの5つの地域で受け継がれる伝統の技法で作られた帽子や、帽子に飾りつけるアクセサリーなどおよそ50点が紹介されています。
このうち、熊本市の作家が手がけたハットは、溶かしたろうを筆につけて模様を描くことで、その部分が染料で染まらないようにする、「ろうけつ染め」という技法が用いられ、阿蘇の雲海と菊や椿などの花々が浮かび上がっています。
また、国の重要無形文化財に登録されている、新潟県の「小千谷縮」という技法で作られた帽子は、麻糸で織った布をお湯に浸してもむことで表面に凹凸を生じさせていて、汗をかいても乾きやすく、さらりとした肌触りが特徴です。
熊本市から訪れた、70代の女性は「帽子が大好きなので、おしゃれな帽子がたくさん並んでいるのを見て、とても楽しいです」と話しています。
この展示会は来月31日まで開かれていて、一部は購入することもできます。
からの記事と詳細 ( 染色や織物 伝統技法で作る帽子の展示会 熊本|NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp )
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