小幡淳一
岩手県一戸町にある国の天然記念物「藤島のフジ」が見ごろを迎え、近くの町立小鳥谷(こずや)小学校の児童28人が17日、保護活動をした。薄紫色の花が風に揺られ、辺りが華やかで甘い香りに包まれるなか、子どもたちは根元の落ち葉やゴミを拾い集めた。
藤島のフジは樹齢400年以上で、高さは国内最大級の約20メートル。これまで台風で倒れたり、虫に食われたりしたが、地域の人たちに守られて生き延びてきた。今年は花の数が少ないものの、例年よりも春先に暑かった日が多かったため、開花が早かった。
この日、先生が「フジを守る活動をはじめます」と宣言すると、子どもたちは「はい」と元気に返事をして、活動を始めた。4年の中村心結さん(9)は「フジの花が大好き。きれいになってとても楽しい」と笑顔を見せた。
拾い集めた落ち葉は、発酵させて堆肥(たいひ)の原料にし、秋にフジの根元にまいて再び自然に返すという。(小幡淳一)
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