彼女の作品の主人公「ダッシュ」を演じる薄っぺらいセクシーカバーモデル、アラン(チャニング・テイタム)、謎の億万長者フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)、そして颯爽と登場する謎の超絶イケメン、ジャック(ブラッド・ピット)など、とびきりユニークでクレイジーなキャラクターたちが続々登場。果たして、億万長者が狙っているロストシティとは何なのか? 彼らはこのロストシティに隠された「謎」を解き明かし、無事に抜け出すことができるのか!?
田中が演じた役どころは、サンドラ・ブロックとともに全編ほぼ出ずっぱり、“クセ強”キャラのイケメンモデル“アラン”役。ジャングルで追手から逃げるなか、アランの背中に大量のヒルが張り付いていることに気づきパニックになるシーンでは慌て叫び大騒ぎ! ヒルに触れることもできずに、ロレッタ(吹替:本田貴子)に取ってもらうというアランのチャーミングさが全開のシーンとなっており、演じたチャニング・テイタムのリアクションに負けじと、田中圭が全力で慌てふためく。
テンポ良く軽快な会話の応酬が魅力の本作で、膨大なせりふ量に挑戦した田中。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)、『ゴジラvsコング』(21年)に続く3度目となる実写映画の吹き替えに、「吹き替えはすごくやってみたいという思いがあったので、今回機会をいただけて、頑張りたいなと素直にうれしかったし、やりたいという気持ちが強かったです」と、気合十分でアフレコに臨んだ。
本作については、「クスって笑っちゃうところもあれば、かっこいいところもありバランスがよくて、大胆なボケが『海外(ハリウッド)の映画っぽいな』と感じ面白く観ました」と大作感を感じた様子。収録は「とても難しかったです! あまりに難しくて、途中で心が折れそうになる瞬間が何度もありました。今回改めて思ったのは、自分の声は自分が思っている以上に若いということ。いろんなことを気を付けながらというのがすごい難しかったです」と、率直な感想を口にし、普段の演技とは違うスキルが求められることの苦労を明かした。
一方で、「全部のシーンが難しかったですが、全部のシーンが楽しかったです。これでいいのかな、やりすぎかな?と思いながらも、あてることが楽しかったです」と、とても楽しんだ模様。チャーミングで臆病でちょっとお惚けというクセ強なキャラクターを演じたが、自身と似ているところについて問われると、「ふざけたがりなところが似ている」と分析。
映画と同じジャングル脱出というシチュエーションに置かれたら?という質問にたいしては、「虫が嫌いだから全然テンションがあがらないし、かっこよく謎解きはできない!」と、演じたキャラクターさながらのお茶目さをみせた。最後に、「チャニング・テイタムさんの魅力をそのまま伝えようと頑張りました。笑えて、興奮して、ドキドキできるとても楽しい映画になっています!」と、本作をアピールしていた。
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