メッシ(アルゼンチン代表)、ネイマール(ブラジル代表)、エムバぺ(フランス代表)。世界でもっとも豪華なメンバーが揃うサッカークラブ、パリ・サンジェルマンが来日している。
今回、「エアトリ presents Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022」という名目で、Jリーグの3チームと親善試合を行うが、それに先立ち、7月17日(日)に都内ホテルで記者会見が行われた。
選手たちの到着が遅れているとのことで、会見は予定より約15分遅れて開始された。
司会は、主催団体の一つであるTBSの日比麻音子アナウンサーが務めた。
今回のツアーの冠スポウンサーとなってるエアトリの田村取締役の挨拶から始まり、ツアーアンバサダーの三浦知良選手が登場。続いて、パリ・サンジェルマンのクリストフ・ガルティエ監督と、エムバぺ、メッシ、ネイマールの3選手が登壇した。
ガルディエ監督は「こんなにも多くの皆さんが待っていてくれて、ありがとうございます。ここに来れてとてもハッピー。日本では、ハイレベルなチームと3試合行う。日本のサッカーはとても真面目なサッカーであり、選手一人ひとりの技術的な資質はとても高く、スピードも持ち合わせている。我々は、7月31日にテルアビブ(イスラエル)でトロフェ・デ・シャンピオン(フランススーパー杯)の決勝を戦うが、よい調整になることを願っている。このように迎えていただき、ありがとうございます」と挨拶した。
これを受けてアンバサダーの三浦知良選手が「ようこそ日本へ。日本のみんながパリ・サンジェルマンの試合を楽しみにしています。いい試合を見せてください!」と歓迎の意を述べた。
そして、スーパースターの3選手が日本のファンへのメッセージを述べた。
「日本に来れてとても嬉しく思う。空港からすごい出迎えを受けて、ホテルでもすごい熱気を感じている。これからの10日間を素晴らしい日々にし、よい調整にしたい。そして、日本という素晴らしい国をいっぱい見て帰りたいと思う。(日本語で)ありがとう!」(エムバぺ選手)
「(日本に来るのに)前回からかなり間が空いてしまったが、また来ることができて嬉しい。日本はサッカー熱が素晴らしい。よい滞在にしたい」(メッシ選手)
「先月(ブラジル代表として)日本に来たばかりなので2か月連続となる。日本の皆さんはとても温かく優しく、サッカー愛に溢れている。パリ・サンジェルマンとして来ることができて、ワクワクしている。この滞在が、次の我々のシーズンの最高の準備になると期待している」(ネイマール選手)
その後、三浦知良選手、ガルディエ監督は降壇し、スーパースターの3選手はそれぞれ、PSG JAPAN TOUR 2022 公式Twitterアカウントのキャンペーン応募者の中から「ステージ登壇&質問」権を獲得した当選者3名との、1対1での質疑応答に応えた。当選者のうち2名はサッカー少年で、会場が和やかな雰囲気に包まれた。
続いて、司会者による代表質問が行われた。「今回、日本の3チームと対戦することになるが、日本のサッカーについてどのような感想を持っているか」という質問に、各選手は以下のように答えた。
「2018年のロシアW杯を見た。日本のサッカーは、技術力に溢れ、とても楽しいサッカーであることが特長だと思う。ベルギーに対しては残念な結果だったが、今年のカタールW杯では、もっともっとよい試合をすると思う」(エムバぺ選手)
「日本のサッカーは、ここ数年大きな成長を遂げている。きちんと統制が取れたチームであり、競争力があり、フィジカル面でも、(世界の強豪と)対等に戦えるようになっている。統率力があり、闘争心もある。スタミナがあり、よく走る。手ごわいチームになってきている」(ネイマール選手)
世界的なスーパースターが集まる人気チームの興行ということで、記者会見というよりも一つのイベントという感じだった。集まった人たちもプレスだけでなく関係者も多く、一般的な試合の記者会見とは違い、華やかな雰囲気だった。
また、3選手がそれぞれ国籍も使用する言語も異なるということで、3か国語の通訳が入っていたのも今大会ならではの風景だった。
選手たちもかなりリラックスしている雰囲気だった。3選手ともに、いい表情をしていた。特に、ネイマールとメッシは会見中もよく二人でしゃべったりしており、仲のよさが感じられた。
今後、パリ・サンジェルマンは、7月18日(月)に秩父宮ラグビー場で公式練習を行い、20日(水)に国立競技場で川崎フロンターレと、23日(土)に埼玉スタジアムで浦和レッズと、そして25日(月)に吹田スタジアムでガンバ大阪と親善試合を行う。
(文/コウトク)
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