八代星子アナウンサー:
「こちらの教室では、いま留学生を交えた日本文化の授業が行われています。にぎやかでとても楽しそうです」
この中に、ウクライナから避難してきた3人の若者の姿があった。
マキシム・ブッツさん(19)、オリガ・グニャバヤさん(21)、オクサナ・ブラテビッチさん(21)。
秋田大学は2022年4月から、軍事侵攻により学びの場を失ったウクライナの学生を受け入れる取り組みを行っていて、現在3人が大学敷地内で寮生活を送りながら、日本文化などを学んでいる。
彼らが取り組んでいるのは、サイコロを振って出た目の数によって進み、そのマスに書かれたお題を英語で語り合うというもの。
ウクライナ人学生 オリガ・グニャバヤさん:
「違う国から来たたくさんの外国人と話し合えて、互いをもっと知れるので、とても楽しいです」
ただ、オリガさんが1つだけ言葉に詰まった話題。それは「これまで恐ろしかった経験」。
ウクライナ人学生 オリガ・グニャバヤさん:
「私はウクライナでの戦争の経験をたくさんの人に話すのが難しかったが、この機会にみんなにシェアすることができて、よかったです」
いまだ戦火が絶えない中、故郷に残る家族と別れ、見知らぬ土地で生活を送る留学生たち。秋田での生活や学びについて聞いた。
Q.秋田の印象は
オリガ・グニャバヤさん:
「秋田市の雰囲気がとても好き。自然がたくさんあって都会的な生活と共存しています。歩いて行けば、ほとんどのものが手に入るのも魅力です」
オクサナ・ブラテビッチさん:
「秋田の人々はとても親切で、私はこの居心地の良い街を歩くのがとても好き。特に豊かな自然には感心させられます」
Q.秋田大学での学びについて
オリガ・グニャバヤさん:
「日本には何年も前から興味があったので、日本語を学び、日本の伝統文化について学ぶことはとても楽しみです」
オクサナ・ブラテビッチさん:
「日本語はウクライナ語と全く違うので、理解するのに時間がかかりますが、言葉を学んで日本の伝統や生活についてもっと知ることができると思うと楽しみです」
Q.将来の夢は
オリガ・グニャバヤさん:
「キャリアと家庭の両立です。戦争は私に人を助けること、親切にすることがいかに大切か教えてくれました。秋田で生活し勉強した後は、ウクライナの発展のために最善を尽くしたいです」
オクサナ・ブラテビッチさん:
「卒業後は心理学者としてキャリアを積みたいです。ウクライナでは心理的な問題にほとんど関心が払われていません。ウクライナを再建する力になりたいです」
10月19日(水)18:30
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