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Tuesday, February 18, 2020

AIが変えるファッションデザインの未来とは?効率化の先にあるクリエイティブは「新たな人間像の創造」(FASHIONSNAP.COM) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

ファッションデザインにおける研究開発を行う「シンフラックス」とは?

 テクノロジーとの関係が密接になってきたファッション業界。中でもコーディネート提案やトレンド予測、ロジスティクスなど活用の場が広がっているのがAI(人工知能)だ。膨大なデータを分析・処理できるAIを活用することで効率最適化が進むが、ファッションのクリエイティブ面にはどんな影響を与えるのか?AI(人工知能)とアルゴリズムを活用した「アルゴリズミック・クチュール(Algorithmic Couture)」を用いてパーカを作り上げた「シンフラックス(Synflux)」の川崎和也と「ハトラ(HATRA)」の長見佳祐が、デジタルツールの可能性を探りながらファッションの本質を議論する。

シンフラックスとハトラによる共同プロジェクト「AUBIK」第1弾パーカ

ーお二人は何がきっかけで知り合ったんですか?

川崎:僕は慶應義塾大学SFCの水野大二郎研究室出身なのですが、そのつながりで長見さんと知り合いました。当初は直接お話したことはなかったのですが、僕が取り組んでいたデジタルやバイオの実践についてディスカッションさせて頂いて以来、プロジェクトを協働しています。長見さんは本当にオープンな人で、これまでのファッションではあり得ないような発想もフラットに議論に付き合ってくださると同時に、衣服制作の知見についてもしっかりアドバイスを頂いたりと、共同作業はとても楽しいです。

長見:個人的にはファッションビジネス学会がきっかけかなと思っています。「WIRED」前編集長の若林恵さんをゲストにお迎えしてトークセッションなどをやっていたんですが、そこで出会った水野先生だったりゼミ生とコミュニケーションをとる中で、川崎くんとはいつかは会うだろうなという予感があって。急接近が1年前という感じですね。

ー出会った時にはAI(人工知能)とアルゴリズムを活用して廃棄物ゼロの新しいパターンメーキングを提供する技術「アルゴリズミック・クチュール」の開発に着手していました。

川崎:そうですね。今もまだ完成とは言えず、日々開発中です。現状は原型となるβ版がちょうど出来上がったという段階でしょうか。長見さんとお会いしたのは、のちに受賞することになるH&Mファンデーション(H&M Foundation)主催の「第4回グローバル・チェンジ・アワード(Grobal Change Award)」に向けて制作を始めたくらいのタイミングだったと思います。

ーシンフラックスのチーム結成は2019年ですね。

川崎:メンバーの5人のほとんどは、水野大二郎研究室で学業を共にしていました。ファッションブランドなどではあまりみられませんが、専門性もそれぞれ異なっています。僕と佐野虎太郎はファッションが専門なのですが、ライゾマティクス(Rhizomatiks)出身の清水快はエンジニア、藤平祐輔は建築家、浅田史音はデザインリサーチャーです。活動全体は、僕が「ラボドリブン・ファッション」と呼んでいる枠組みで展開しています。IT企業や技術革新に関心があるアパレル・ファッション企業とのR&Dやデザイン受注を、アルゴリズミック・クチュールを始めとした自分たちのプロジェクトで得た知見を最大限に生かして展開します。最近では、大手商社の豊島と共同でプラスチック再生素材とアルゴリズミック・クチュールを組み合わせたプロダクトを開発しました。こうした経験も、結果的に自分たちのサービスであるアルゴリズミック・クチュールのアップデートにフィードバックするんです。このように、商品だけではなく自社サービスと他社との共同プロジェクトがパラレルに共進化するようなファッションの取り組みを、アトリエやメゾンと対比して「ラボ」と呼んでいます。

長見:僕がアルゴリズミック・クチュールを最初に見たのはプロトタイプなんですが、正直なところ面白そうだけどだいぶ粗いなと感じてしまって(笑)。

川崎:詰めきれてなかったですよね(笑)。

長見:おこがましいんですけど、プロトタイプを拝見して僕が入る意味があるのかもと思っちゃったんですよ。それでH&Mのグローバル・チェンジ・アワードに向けてスエードなど素材の手配をお手伝いしました。長期的に何かやろうという話ははじめにお会いしたときからしていて、この段階ではコラボというより技術的や生産背景の面でお手伝いをしました。そこから徐々に共同制作が本格的に始まったという感じです。

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