MBC南日本放送
シリーズでお送りしている「頑張る子どもたち」、６回目は、夢はプロゴルファーという将来が楽しみな中学生を紹介します。 志布志市の志布志中学校１年生の外岩戸晟士くんは、２歳の時に初めてゴルフクラブを手にして以来、１０年以上、ゴルフを続けています。 （外岩戸晟士くん）「プラスチックのクラブを買ってもらって振り回していてのが最初だったかなと思う。おじいちゃんとお父さんがやっていて楽しそうだなと思って。キツイ練習をして、いい結果が出た時に、そういう所が楽しくて。ゴルフはとても楽しいと思っています」 努力の甲斐もあり晟士くんは、めきめき上達。「県ジュニアゴルフ選手権」で小学５年の時に優勝すると、全国のトップジュニアが出場する大会では準優勝。しかし優勝できなかった経験が、今の努力を支えています。 「負けたちゃったのがすごく悔しくて、そのあとドライバーを一生懸命練習して安定性も練習して、今はドライバーは自信があります。負けても腐らずに前を向いて次の試合でいい結果を残そうとするときに自分の人間性があらわれるんじゃないかなと思います」 優勝できなかった悔しさをバネに練習を重ね、去年の全国大会では優勝し、リベンジを果たしました。晟士くん、普段は、父・市郎さんの指導のもと、妹・弟と一緒に練習に励みます。２人のきょうだいにとって晟士くんは、憧れです。 （妹 舞生さん）「すごいなと思う。ゴルフしている時に教えてくれたりやさしい。（ゴルフ以外ではどう？）やさしい（宿題を教えてくれる）くれない」 （弟 健三君）「ゴルフしてるとこ、かっこいい」 ３人の日課は、練習場までの５キロのジョギングと打ち込み。多いときには、３００球近く打ち、さらにグリーンを使ってアプローチの腕を磨いています。全国一になっても努力を怠らない晟士くんの姿に両親も目を細めます。 （父 市郎さん）「本当にそこまでしなくていいんじゃないのって言うくらい、頑張るお兄ちゃんです。ゴルフを通して心を磨いて人間的に成長してほしい。すぐに答えを望むんじゃなくてその過程の中に色々人生が詰まっていると思うから、本人の人生の糧になればいいなと思って見守っている」 （母 幸代さん）「まじめですね。積み重ね、日々の継続、それがやっとここに来て芽が出始めたのかなと思います。本人が頑張ってゴルフをしているのでそれを応援して、このままでいいので頑張ってほしいなと思う」 先週、薩摩川内市で行われた「県ジュニアゴルフ選手権」。晟士くんは、去年まで小学生の部で連覇していますが中学生になって初めての出場。小さなころからしのぎを削ってきた県内トップレベル先輩たちに挑みました。 序盤は、少しショットが乱れる場面もありましたが、練習を重ねてきたアプローチと長いパットが決まり、まずまずの滑り出し。家族も見守る中、バーディーが先行する展開で、９ホールを終えて、晟士くんはトップに躍り出ます。 後ろの組をまわる上級生がスコアを落とす中、晟士くんは終盤も２つのバーディーを奪いトップをキープ。終盤、上級生らに追い上げられますが、逃げ切り優勝。１年生ながら、頂点に立ちました。 （晟士くん）「３連覇できてうれしいです。来年は、身長も伸びてもっと飛距離もでるようになっていいスコアが出るんじゃないかなと思う」 晟士くんの憧れは、タイガー・ウッズ。いつかタイガーと同じアメリカツアーに参戦するのが夢です。 （晟士くん）「高校生になったらアメリカに行って練習して、ＰＧＡツアーに出たいなと思います。マスターズで優勝したいです」
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August 25, 2020 at 05:46PM
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