F1シュタイアーマルクGPの予選は、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジション(PP)を獲得。レッドブル・レーシングにとってのホームグランプリで自身初のポールポジションとなった。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「もちろんレッドブルのホームコースでチームにとって初のポールポジションを獲得できたことは素晴らしいし、とてもうれしい。今年は予選のパフォーマンスを大きく改善できている。このサーキットではレースウイークの初めから調子がよかったけど、それでも予選に向けていくつかの変更は必要だった。特にQ3の1回目のアタックがうまくいったと思っている。このサーキットはコーナーの数は少ないけど、ターン3とターン4の繋ぎのブレーキなど、小さなミスで簡単にコンマ数秒を失うので、うまくラップをまとめるのが難しい。ここのようにドライバーのコーナーのドライビングの仕方で大きな差がつくサーキットはあまりないので、F1にデビューした当初から好きな場所だった。他のサーキットは、どのようにコーナリングするかについて割とシンプルな場合が多いけど、ここはいくつも選択肢があり、とても楽しいサーキットだ。明日のレースは、再びかなりの接戦になるはずだ。メルセデスはいいマシンを持っていますし、タイヤにも優しいので、僅差のレースを想定しているけど、ファンにとっては楽しめるものになると思う」
2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「今日は状況を最大化することが重要だったし、ペナルティのことは忘れて、すべてをとにかく完璧にやろうと思っていた。良い予選セッションだったと思う。僕たちは良いセットアップとプラクティスよりもマシンに良い感覚を与えてくれる変更を見つけるためにチーム一丸となって良い仕事をした。ラップは良かったし、今日の僕たちのパッケージからあと0.2秒見つけられたとは思わない。できることを最大限にやれたと思う。周りのソフトランナーの方がスタートで小さなアドバンテージがあるとは思うけど、ミディアムは僕たちのマシンにより適したレースタイヤなはずだ。明日は素早く彼らを抜くことが鍵になる。もちろん、5番手よりも2番手からスタートしたかったけど、しょうがないし、その結果に対処する必要がある。レッドブルに迫るだろうけど、今シーズンここまで彼らは予選で優位になっていたし、レースはタイトになるはずだ。楽しみにしている」
3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「まず、マックスはよくやったと言いたい。彼らは今週末ここまでとても速く、すべてのセッションで僕たちに対して0.2秒を獲得していた。本当にすべてを出し尽くしたけど、今日は僕にとって最高の予選セッションとはならなかった。それでも、ペナルティ適用後はフロントローだし、もう一日戦うことができる。僕たちはスタートでレッドブル勢とそこにいるし、何ができるか見てみよう。エキサイティングなレースになるはずだ。みんなのハードワークを誇りに思う。プッシュし続けてくれているおかげで僕たちはまだ戦いを続けることができているし、僕たちは状況に応じた良い仕事をしている。今夜は楽しんで、考えをまとめて、明日は力強く戻ってくる」
4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「とても良い予選だった。最終的に3番手だ。予選を通してマシンの感触はいい感じだったし、自信を持って、いつでも必要な小さな改善を果たすことができた。それが僕たちに3番グリッドを与えた。素晴らしいことだ。ポールからわずか0.2秒だったんだからなおさらね。多くのポジティブな点がある。明日は堅実なポジションを獲得するためにとても良いポジションにいるけど、長いレースだし、ポイントを獲得できるのは明日だ。それが重要なことだ」
5番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日の予選は少し残念に感じている。特にQ1がよくなく、予選全体で妥協を強いられることになってしまった。Q1の最初のアタックでバランスに満足がいかず、2回目のアタックで2セット目のタイヤを使わざるを得なかった。これによって、Q3での最初のラップはユーズドタイヤとなり、そのラップはなかなかよかったけど、新品タイヤでのアタックは難しいものになってしまい、期待したほどの向上ができなかった。ここでは非常に僅差となるし、中団勢も近づいてくるので、最初のアタックで何が起きていたのかをしっかりと分析して反省しなければならない。明日に向けては僕らにはいい戦略があるし、ソフトタイヤでのスタートなので、長いレースで、多くの選択肢があるので楽しみにしている。レースではいい戦いができると信じている。今日もマックスはいい結果で、素晴らしい仕事をしてくれた」
6番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとても満足のいく結果だった。昨日FP2で走れなかったので、簡単にはいかないと思っていたけど、マシンはレースウイークを通じて素晴らしく、自信を持って予選に入れた。その自信を、結果で示せたのではないかと思う。Q1ではタイヤ1セットのみで突破を果たせたのもいいことだし、フロントローからもコンマ数秒の差だった。チームのすべての仕事に満足しているし、ここまで各レースウイークで向上できていることもうれしい。僕らにとってはエキサイティングな時間だし、プッシュし続ける必要はあるけど、不可能なことはないと思うので、明日が楽しみだ」
7番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「7番手は理想的なスターティングポジションではないけど、予想通りではあった。今週末、レースペースはかなり安定しているし、わずかにいい予選結果を出すためにそれを犠牲にしたくはなかった。重要なのは明日だ。今週末ここまでのようにレースペースが優れていれば、いくつかポジションを上げて、ポイントを持ち帰ることができると確信している。自分のラップにはとても満足しているし、ミスをせずにすべてをまとめることができた。特にQ1はトラフィックが難しかった。Q3では他のドライバーとは同期せずに新品タイヤでフリーエアで走行した。僕たちは順調に仕事をこなしているし、クルマに自信を感じている。明日にむけてできる限りの準備をするつもりだ。良いレースができることを願っている」
8番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「週末を通してマシンの感触はよく、いい形でステップアップできました。予選では、最初からあまりプッシュしない形で入り、セッションを経るごとに徐々にハードにアタックしていきました。最後のアタックは完ぺきではなかったのですが、Q3に進出できたことはうれしかったですし、正しい方向に進んでいると思います。残念ながら(グリッド降格により)11番グリッドからのスタートになりますが、雨の可能性もあるので、色々なシチュエーションを想定した上でレースに臨みます」
9番手:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「僅差のギャップと最後の2つのコーナーでのトラックリミットのおかげで、ミスをする余地のないストレスの多い予選だった。改善しなければならない余地は常にあるけど、再びトップ10入りして9番手でフィニッシュできてことにはとても満足している。明日はたくさんのポイントを獲得する可能性を与えてくれる結果だ。天気予報では雨が降る可能性があるし、レースに向けてちょっと不明な点はあるけど、どんなコンディションになっても準備はできている」
10番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「Q3に戻れて良い気分だ。このようなタイトな予選でそれを達成できたのでなおさらね。とても楽しかったし、10番手で今日の僕たちが達成できる最大限だったと思う。ここまでスムーズな週末を過ごせている。FP1の最初のラップからマシンの感触は本当にいい感じだったし、すべてのセッションでバランスが一貫していたので、本気でプッシュする自信を与えてくれた。過去数戦で僕たちは競争力のあるペースを示しているし、明日はポイントをかけて戦えると思う。特に天気によっては何が起こるか分からないので、どんな展開になるか見てみよう」
カテゴリー: F1 / F1シュタイアーマルクGP / F1ドライバー
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