災害時。避難所などスペースが限られている状況で、自分や家族のプライベートを守る方法をご存じでしょうか。例えば、段ボールなどをパーテーション代わりに使って、壁を作るという方法があります。
ですが、段ボールの場合まず確保が大変なケースもあり、組み立てるのにも時間がかかります。その上、屋根を作るのにも一苦労……例え屋根を作ることができたとしても、充分な光を取り入れるのが難しくなってしまいます。
そんな時に役立つのが、組み立てが簡単な仮設テント「テレポートシェルター」。工具無しで組み立てられるうえ、重量も約4kgなため持ち運びも簡単です。
実際に組み立ててみた!
本当にテレポートシェルターは、工具無しでも簡単に組み立てられるのか? 筆者が実際に試してみました。
まず組み立て前の収納時の状態です。収納バッグの素材はポリエステルでできており、直径は約72cm。厚みは約8cm。重さは約4kgとなっています。少々大きいサイズですが、肩にかけたところ、負担になる心配は少ないと感じました。
内容物はテント本体とアルミシート。取扱説明書とダイヤル錠が同梱されています。
ダイヤル錠は収納バッグのチャック部分に取り付けられています。テントを張った際は、こちらのダイヤル錠を入口のファスナーに取り付けることで、防犯性を高めることが可能です。
内容物のチェックができたところで、続いては実際にテレポートシェルターを組み立てていきます。
必要であれば床にアルミシートを敷きます。次にテント本体を広げていきます。
次にテント本体を床に楕円形に広げます。
テントを立てて「くの字」型に広げます。ここまでは非常にスムーズに進めることができました。
続いては「くの字」の凹んでいる部分のフレームを手前に引っ張り出します。筆者の場合、初めて組み立てた際はこの引っ張り出す過程で非常に手こずり、20分ほど時間を要してしまいました。
ですが、コツさえ掴めば3分も経たない内に組み立てられるようになりました。仕組みがわかれば組み立ては簡単ですが、避難所にてぶっつけ本番で組み立てようとすると、少し周囲に迷惑をかけてしまうかもしれません。
そのため、あらかじめ自宅で何度が組み立てることをおすすめします。ちなみにテレポートシェルターを組み立てた筆者宅の部屋の広さは5.5畳。広いリビングなどではなくとも組み立てることができます。
フレームを手前に引っ張り出すことで組み立てはほぼ完了! フレームの歪みなどが気になる場合は、少しフレームをねじってみたり、揺らしてみると形が整ってきました。
中に入るにはまず、入口のファスナーを下ろします。次に白いメッシュ部のファスナーを同じように開きます。
これで中に入ることができます。
広さは幅200×奥行200×高さ150cm。天井部がメッシュでできているため中は明るく、思ったより暑いと感じることはありませんでした。
防災用にはもちろん、晴天時のピクニックなどでも十分活躍するでしょう。ただし、防水仕様ではないため、雨天時には屋外での利用を控えましょう。
内側の一面にはマジックテープで脱着可能な窓が付いています。窓にはメッシュが採用されているため、テント内が暑いと感じた時はこちらを開けておくのも良いでしょう。
なお、収納時の手順は組み立て時と反対です。フレームの2辺を揺らしながら押していき、本体を「くの字」にします。
続いて長方形に折り畳み、あとはフレームをねじりながら小さい輪を作っていきます。
この小さい輪を作る手順がなかなか難しく、筆者はかなり時間を要してしまいました。ですが、フレームの向きや仕組みを理解すると、キレイな輪が作れるようになるはずです。
設置&収納の方法を動画で知りたい方は、以下のYouTube動画をご覧ください。
【参照】テレポートシェルター設置方法
【参照】テレポートシェルター収納方法
テレポートシェルター 仕様
製品名:テレポートシェルター
設置時のサイズ:幅200×奥行200×高さ150cm
重量:約4kg
セット内容:テント本体、アルミシート、ダイヤル錠、収納バッグ、取扱説明書
【参照】
株式会社ラッシュライフ テレポートシェルター
Makuake プロジェクト
※プロジェクトは2021年6月29日まで実施中。プロジェクト終了後は「Makuakeストア」にて販売予定
取材・文/髙見沢 洸
からの記事と詳細 ( 避難所でプライバシーを守れるか?簡単に持ち運べる「テレポートシェルター」を使ってみた| - @DIME )
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