中国放送
広島空港は、今月１日、民営化されました。民営化を記念して、中学生が考えた日帰りバスツアーができたんだそうです。ツアー実施を前に、考案した中学生自らが、モニターとして体験しました。 広島空港を舞台にした日帰りバスツアー「来てみん祭！ フライト気分でＧＯＧＯ！」を企画したのは、竹原市立賀茂川中学校の３年生です。 １２日、ツアー実施を前に、生徒たち２１人がモニター体験をしました。実は、参加した生徒たちは、去年１２月に予定されていた沖縄への修学旅行が、新型コロナの影響で中止。その時間を使って、広島空港の活用策を提案するプロポーザル大会に参加し、今回の企画が最優秀賞に選ばれたのでした。 「すごく八天堂のクリームパンが楽しみです。」 「楽しみです。」 ― どんなとこ？ 「クリームパン！」（生徒たち） 楽しみのクリームパンを前に、まずは広島空港でフライト気分を体験です。 「１回目のモニターツアーということで、ぜひ、みなさんに体験をしていただいて、あらためて、また、いろいろと意見を聞きたいと思います。」（広島国際空港 地域連携部 三谷貴紀マネジャー） バスに乗って、立ち入り禁止エリアの滑走路外周を見学です。 「エプロンエリア。飛行機の駐機場です。見えてきました。迫力ありますね。こちらは、札幌へ飛んでいく飛行機です。」 さらにバスは西へ。海上保安庁の基地や給油施設など、日頃、なかなか見ることができない施設が紹介されました。 こちらで、バスから降りた生徒たち。札幌に向かう飛行機をバックに記念撮影です。間近に見る離陸風景に生徒たちも大喜び。 「迫力があってすごい！」（生徒） 続いては、空港内に設置された消防庁舎です。事故火災に備えた化学消防車に生徒たちの目も輝きます。 「思ったより重たいです。」（生徒） 放水シーンでは、生徒たちは、懸命にカメラのシャッターを切っていました。 「すごかった。水が真ん中から出たところの威力がすごかった。驚きました。」（生徒） 「みなさん、興味津々で、今回は臨場感のある場所をお見せできたので、とても良かったんじゃないかなと思います。」（広島国際空港 地域連携部 三谷貴紀マネジャー） バス見学を終えて迎えたお昼。バターライスにチキンソテー、季節のフルーツなどなど、今回、特別に用意された機内食をいただきます。 「栄養バランスが整っていて、おいしいと思います。」 「けっこう豪華で、おいしいので、どんどん食べられる。」 「めっちゃおいしいです。機内食は初めてです。」（生徒たち） 機内食が初めてという生徒も多くいて、みんな満足そうでした。 移動しての最後は、多くの生徒が楽しみにしていた八天堂ビレッジでのパン作り体験です。好きな形を作るパン作りや空港マスコットキャラクター「ソラミィ」が焼印されたパンにクリーム注入を体験。余ったクリームもぺろり。生徒それぞれが、本当に楽しいひと時を過ごした様子でした。 「子どもたちが自分たちが楽しい、そこを追求してやったのがよかったのかなというふうに思っております。」（賀茂川中学校 谷川真康先生） そして、今回、企画した生徒からは…。 「滑走路を走るところや機内食を食べられることとか、なかなかできることではないので、こういうコロナ禍の中で、気分を一変しようという楽しい考えで、来てくれたらと思います。」（賀茂川中学校 片井沙妃さん） 「とてもとても楽しくて、ウキウキするツアーに仕上がっていると思うので、みなさんもぜひ体験してもらえたらうれしいなと思います。」（賀茂川中学校 江島朋来くん） 日帰りバスツアー「来てみん祭！ フライト気分でＧＯＧＯ！」は、今月２２日からスタート。８月末まで５回、実施されます。
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