コロナ下で、オンラインでの会議や打ち合わせなどが毎日のように行われていますね。こうした会議や打ち合わせを録画・録音（以下、録画だけで録音の意味を含めることにします）しておきたい、と思う方も多いと思います。私の場合、オンライン記者会見や、オンライン取材があり、その際にはメモを取りますが、録画しておけば、後から内容を確認できるのでとても重宝します。
テレビ会議システムZoomなどのアプリには録画機能が付いています。でもいつもZoomで会議や取材をやるわけではありません。だから、テレビ会議システムの種類に関係なく、会議や打ち合わせを簡単に録画できるツールがあると便利ですよね。
実はあります。「ウィンドウズ１０」が入ったパソコンに標準搭載のツールで、一発で画面録画ができるのです。ものは試し、実際にやってみましょう。
まず、オンライン会議が始まったら、会議動画を表示しているブラウザーなりアプリなりを起動させた状態のままで、キーボードでウィンドウズ・キーを押しながら「G」のキーを押してください。ウィンドウズ・キーについては、このコラムでも取り上げましたが、「田」の字のようなマークが付いたキーです（念のため前回と同じ写真を載せておきます）。
で、ウィンドウズ・キーを押しながらGを押すと、画面に下の写真ようなボックスが四つ、いっぺんに表示されると思います（表示されない場合は、設定を変更する必要がありますが、これは後ほど説明します）。
出てきたのは、「Xbox Game Bar」（エックスボックス・ゲーム・バー）というツールです。ブラウザーや、アプリ上でこれを起動すれば、そのまま画面が録画できるという優れものです。画面で会議の動画が流れていれば、それを録画してしまうわけです。
四つのボックスが出てくると思いますが、大切なのは「キャプチャ」というボックスです。画面録画を始めるには、「キャプチャ」にある、赤枠で示した二重丸のような録画開始ボタンをクリックします（１）。これで、録画が始まります。録画中に画面のどこかをクリックすると、表示されていた四つのボックスは消えてしまいますが、録画時間を計測するカウンターはそのまま表示され続けます。会議が終わり、録画を終了したい場合には、丸のなかに■が入った録画終了ボタンをクリックします（２）。以上で録画完了です。簡単ですね。
この「Xbox Game Bar」は、ウィンドウズ１０のパソコンに標準装備されています。もともとはゲームを録画するためのものですが、録音の音質が良いです。試しに、ユーチューブで音楽動画を再生して、それを「Xbox Game Bar」で録画してみましたが、元々の音と遜色なく録音されていました。
からの記事と詳細 ( オンライン会議を録画しよう - 読売新聞 )
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