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Saturday, August 27, 2022

【指揮官一問一答】ネビン監督代行「大谷が降りたいと自分から言ってこない限りは、七回まで投げさせるつもりだった」 - サンスポ

ブルージェイズに勝利し、ナインとタッチを交わすエンゼルス・大谷(右端)=トロント(共同)

エンゼルスの大谷翔平投手(28)が、敵地ブルージェイズ戦に「3番・投手兼指名打者」の投打二刀流で先発出場。今季最多の109球を投げるなど7回を投げ2安打無失点9三振と力投を披露し、11勝目(8敗)を挙げた。打者では2打数無安打2三振、2四球。打率は・260。チームはブ軍エース先発マノア相手に1点を挙げ、九回には若手ベラスケスが8号ソロで2点目を上げるなど2-0で完封勝利を挙げた。ネビン監督は「良い投手と守備に加え、相手先発に対して打線がうまく粘った。良いことがたくさんあった試合だった」とチームを称えた。試合後の監督代行への一問一答は以下の通り。

――きょうの試合全体を振り返って

「良い投球と守備に加え相手先発マノアに対して打線もうまく粘った。きょうは両先発がバトルを続ける投手戦だった。そういう試合では相手投手を上回らないといけない。終盤にはベラスケスが1点を追加したのも大きかった。良いことがたくさんあった試合だった」

――大谷は回を重ねる度に良くなった

「回を重ねる度に調子が上がったが、序盤は少し心配もした。両チームの投手が球数がかさみ、安定するまでに少し時間がかかった。大谷は2回を終え40球後半まで(46球)投げ、5回まで投げ終えられるかと心配したが、結果的には7回まで投げてくれた。両投手(マノア、大谷)ともに、ギアを上げて投げて投球を続けただろう、とても良い内容の一戦だった」

――相手チームはプレーオフを懸けた強豪で球場も満員。こういう試合を経験することはチームにどんな自信を与えるか

「大きな舞台で試合をこなすことは素晴らしい経験。若手選手もきょうは全員役割を果たした、アギラーはメジャー初安打の二塁打、ベラスケスは終盤で本塁打、良い守備、九回最後の右飛は簡単なプレーではない。アデルも良い打席があったし、試合を通して若手選手らはとても良い試合を作った。今後はアストロズ、ヤンキースとプレーオフチームと対戦するし、良い経験になっていく」

――大谷はツーシームを初回たくさん投げていた

「ツーシームはその時のフィーリングでまだ探りながら投げている球だと思う。良い球もあったが、制球が乱れた球もあった、その後はフォーシームに配球を切り替え、通常よりもより多くのフォーシームを投げて攻めた。序盤は相手打線がスライダーをうまく見極めていたが、大谷も認識して対応できていた。大谷は相手打者が何をしているか、大谷の投球に対しどうアジャストしているか、さらに相手の反応に対し大谷がどう上回るか、試合での調整が優れている。今まで何度も見ていることだが、きょうは二、三回にかけて戦略を変えては、その後は断固として相手を上回らせずに、自分の投球で攻め切った」

――大谷を七回で交代させることは考えたか

「考えなかった。大谷とは話しさえしなかった。大谷が降りたいと自分から言ってこない限りは、七回まで投げさせるつもりだった。大谷の表情を見ればわかる。きょうは話し合う必要もなかった」

――今季最多の109球を投げた。七回の投球をどう評価

「球の鋭さから、球速は98、99マイル(約157.7~159.3キロ)出ていたから全く心配はしてなかった。投げようと思えばもっと投げることもできるが、時には投手を守らないといけないときもある。きょうのような試合は大谷がギアを上げていたのも分かったし、あと数打者相手は問題ないと判断した」

――マノアとのマッチアップに加え観客も多い大舞台での試合

「大谷が大きなステージで投球するのを見るのはとても楽しい、もちろんこれが10月だったらもっととても特別なことになるだろう」

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