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Friday, October 28, 2022

大西沙織と宮下早紀が語る「夫婦以上、恋人未満。」のキュンポイントと制作チームの一体感 - アニメハック

(C) 2022 Yuki Kanamaru/青瞬学院

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放送中のテレビアニメ「夫婦以上、恋人未満。」(略称「ふうこい」)は、授業の一環として高校生の男女がひとつ屋根の下で暮らす“夫婦実習”をとおして描かれる多角関係ラブコメディ。
 陰キャの主人公・薬院次郎(CV:山下誠一郎)とペアを組む陽キャ美少女ギャルの渡辺星(あかり)役を演じる大西沙織、幼なじみの次郎を気にかけながら他の男子とペアを組む桜坂詩織役の宮下早紀に、「アニメハックTV」第17回(10月1日配信)出演後、話を聞いた。(取材・構成:五所光太郎/アニメハック編集部)

――「アニメハックTV」でMCの徳井青空さんと共演していかがでしたか。

大西:そらまるさん(※徳井さんの愛称)がいい人で、とても面白い先輩だということを承知のうえで臨みましたので最初からなんの心配もありませんでした。1時間楽しんでしまえみたいな感じでやらせてもらい、お話をふってくださるのも聞いてくださるのも上手くてとても楽しい時間でした。

――宮下さんは、今回が徳井さんと初対面だったそうですね。

宮下:はい。じつは「アニメハックTV」の動画を事前に見させてもらっていたのですが、いつもやさしく元気な徳井さんが今日もいらっしゃったので、本当に安心して臨ませていただくことができました。

――番組でもお話されていましたが、大西さんはアニメ化の前、原作コミックCMのナレーションを担当されたのが本作との初めての関わりになりますね。

大西:「ふうこい」のコミックCMのナレーションをやらせていただいたとき、収録現場に原作の金丸(祐基)先生もいらして、私がやっているラジオを聴いてくださっているという話をしたのを覚えています。
 そのCMは15秒の動画に私が作品のとっかかりになるワードをあてるもので、「こんな陰キャと夫婦実習ってマジありえない!」というセリフを読んだとき、“夫婦実習”という聞きなれない言葉に興味をもって、これは面白そうな原作だなと思ったんです。これまで私は少女漫画的なものにふれずにきていて、「私にはあわないから、ちょっといいかな」という勝手な拒絶反応のようなものがあったのですが、「ふうこい」は設定の面白さとその設定を生かした心理描写が個人的にすごく刺さって、本誌をおって読むぐらいハマるようになりました。

――宮下さんは、原作を読まれていかがでしたか。

宮下:桜坂詩織ちゃん役でオーディションをうけられることになってから読んだので、最初から詩織ちゃんの心情で読んでいました。星ちゃんと次郎君がイチャイチャしているところは、詩織ちゃんには見えていないのですが、彼女の目線で読んでしまっていたのでちょっとモヤっとしまって(笑)。でも、星ちゃんはかわいいし複雑な心境だなと思いながら、気がついたら最新の巻まで一気に読んでいて、先が気になって読むのがとまらない面白さがありました。
 大西さんと同じで、私も少女漫画的なものはあまり読んでこなかったのですが、「ふうこい」は読んでいて途中で涙がでてきてしまい、その瞬間これは絶対やりたいと強く思いました。

――詩織役のオーディションでは、どんなセリフがあったのでしょうか。

宮下:テープオーディションのみだったのですが、詩織ちゃんのセリフには恥ずかしがっているものが多かったです。自分もわりと緊張しいだったりするので、詩織ちゃんが恥ずかしがる気持ちに共感できて入りこみやすい感じでした。

――大西さんは、どのような経緯で星役に決まったのでしょう。

大西:私の場合はコミックCMの声や演技感を参考に選んでいただいた感じでした。さきほどお話したとおりコミックCMの収録のときは、現場でのディスカッションや演技指導などはもちろんあったのですが、その後に原作を一読者として大好きになり、一層キャラクターの心理描写などを深く読みといたところでアニメになるという話を聞いたので、星をやりたいという気持ちがすごく強くなっていました。

――1話の収録はいかがでしたか。

大西:初回の収録はじっくりやらせていただいたという印象です。キャストが演じるそれぞれのキャラクターをしっかりきめていくのが1話の大事な工程で、テストも2回行いました。収録がはじまる前、監督をはじめとするスタッフさんが金丸先生をまじえて打ち合わせをされていて、おそらくそこでキャラクターはこういう感じでというのがしっかり練られていたようです。演技プランの方向性も一本筋がとおっていて、私としてはとてもやりやすかったです。
 「ふうこい」は、アニメをつくっているスタッフさんのチーム全体の雰囲気がすごくいいんです。金丸先生もスタッフさんを信頼して任せてくださっている感じがありました。

――次郎役の山下誠一郎さんとご一緒されての感想を聞かせてください。

大西:山下さんとがっつりご一緒するのは初めてで、最初はどういう方かよく分からなかったのですが、演技からもれだす面白さがすごくて、たぶん普段からとても愉快な方なんだろうなと思いました(笑)。作品自体もコメディ色があって、次郎はとくにギャグっぽかったり、ぶっとんでいたりするシーンも多いのですが、そういうところを山下さんはテストの段階から200パーセントぐらい力をいれてやられていて、たまに「ちょっとやりすぎです」と言われるぐらいです。すごくパワーのある方で、山下さんについていけば大丈夫だなと思いながら収録しています。

――宮下さんは、1話の収録いかがでしたか。

宮下:自分が演じる詩織ちゃんは奥ゆかしい高校3年生なのですが、最初に「ちょっとお姉さんぽくやってほしい」と言われたので、そこを意識しながらやりました。現場では大西さんと山下さんがとにかく引っ張ってくださって、休憩中もいろいろ話しかけてくださいました。おふたりが完成されたお芝居をされているので、なんとかそこに食らいついていこうという気持ちで演じています。

――番組のトークでは詩織についてのディレクションのひとつとして、みんなが好きな女の子になるようにやってほしいと言われたと話されていました。

宮下:1話のときはそういうシーンはあまりなくて、途中からそうしたディレクションをいただきました。なるほどと思って、その後はちょっとあざといぐらいにかわいい女の子をやっているシーンもあります。

――2話から3話にかけての注目ポイントを教えてください。

大西:2、3話までいくと、視聴者の方も詩織が次郎に好意をいただいていることに気がつくはずで、とんでもない相関図になることが分かっていただけると思います。星と次郎の関係も、1話の時点ではギャルと陰キャという対照的な間柄だったのが、3話ぐらいまで見ていただくと、少なくともお互いがお互いを「まあ嫌なやつではないな」と思うぐらいの変化がおきています。
 私は、3話で次郎が星に「もう一回夫婦をやらせてくれないか」と言うシーンがすごく好きで、そのときのふたりのシチュエーションがすごくキュンとくるんです。そうしたキュンポイントが随所に散りばめられていて、大きな事件がおこったり戦ったりする作品ではありませんが、シンプルにみんなが楽しめる作品になっていると思います。ぜひ最後まで見ていただけるとうれしいです。

宮下:大西さんが言われたように、詩織ちゃんは1話の段階では次郎君にちょっと興味があるのかなという雰囲気を視聴者ににおわせていました。それが2話の後半で、ある事情で寝ている次郎君に詩織ちゃんが自分の思いをぶつける場面があります。そのシーンは演じていて、ふだんだったらシャイな彼女が絶対に言わない本当の思いがのぞく大事なシーンなのだなと感じました。

※大西沙織さん、宮下早紀さんがゲスト出演した「徳井青空のアニメハックTV #17」もあわせてご視聴ください。

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