「仮面ライダー」('71~73年)の初代・ 仮面ライダーこと本郷猛役でブレークし、昭和、平成、令和と3つの時代を通じスター街道を歩んできた藤岡弘、。デビュー55周年を迎える今、役者として転機となったと語る2作品が、AXNミステリーで放送される。1作目は、'77 年にNHKの「土曜ドラマ」枠で放送されたミステリー「高層の死角」だ。
「『仮面ライダー』は、僕が26歳の時。その前後は、映画『日本沈没』('73年)や 大河ドラマ『勝海舟』('74年)など、目まぐるしかった時分ですが、『高層の死角』は思い出深い作品です。原作の森村誠一先生が江戸川乱歩賞を取られて、注目を浴びた頃でした。僕にとっては初めての刑事役だったんじゃないでしょうか。巧妙なトリックが張り巡らされた筋立てのなか、主人公は愛した女性の意外な素顔を知り、公私ともに苦悩する。僕自身、その内面の葛藤をどう表現するか、非常に悩みながら挑んだのが逆に良い方向に出て、画面から苦悩がにじみ出たようです。そうした繊細な内面の表現を求められたのも初めてでした」
翌'78年に出演したミステリー「消えた巨人軍(ジャイアンツ)」でも刑事を演じた藤岡だが、こちらは長嶋茂雄、王貞治、張本勲らが所属した、当時大人気だった読売巨人軍の選手団が誘拐されるという、奇想天外な設定も見もの。
「長嶋さんが現役引退して4年後の作品ですが、引退時の"わが巨人軍は永久に不滅です"という名ぜりふは、日本中を沸かせました。その後監督となった長嶋さんとその当時の選手たち本人が登場するという、かなり貴重な作品ですよね。新妻役で共演した水沢アキさんの愛らしさもあって、とても楽しい作品になっていますね。僕が演じた刑事はアンチ巨人でしたが、当時の僕自身は未来を案じ、精神と肉体を鍛えていた頃。もちろん野球を見る余裕はありませんでしたが、そんな僕でも、当時の巨人の人気は強く覚えています(笑)」
2作品に共通するのは、ロケ規制が緩かった昭和の"あの頃"を、真空パックのように密封して伝える町の空気だ。
「当時の人たちの、何事にも真剣に取り組む生きざまも、ぜひ心に留めてください」
ふじおか・ひろし●'46年2月19日生まれ。ドラマ「特捜最前線」('77~87年)、「真田丸」('16年)、「ルパンの娘」('19年)などに出演。「SFソードキル」('84年米)ではハリウッド映画に主演し国際派スターに。
撮影=中川容邦 取材・文=magbug
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