個人事業主でも審査の基準を満たせばカーローンを利用できますが、月々の返済額をそのまま経費として計上することはできません。ここでは、個人事業主が事業用として利用できるカーローンの種類や審査基準、審査対策のほか、ローンで購入した車を減価償却して経費処理する方法などをご紹介します。
さらに、利用料のすべてを経費計上して毎月定額で新車に乗れる方法についても併せてご紹介します。
事業用車には、月々定額で利用できて資金管理がしやすいカーリースがおすすめです。詳しくは、こちらをチェックしてみてはいかがでしょうか?
【この記事のポイント】
✔ディーラーローンや自社ローンは比較的審査に通りやすい
✔個人事業主がカーローンを利用する場合、経費にできるのは利息分のみ
✔定額カルモくんのカーリースなら、すべての利用料を経費にできる
個人事業主が利用できるおもなカーローンとは?
一般的に個人事業主は、カーローンの審査に通りにくいといわれていますが、審査の基準を満たしていれば利用できる可能性もあります。カーローンには種類があり、それぞれに審査基準が異なります。ここでは個人事業主が利用できるカーローンの種類と特徴をご紹介します。
ディーラーローン
ディーラーローンとは、車のディーラーが提携する信販会社を通して提供するカーローンです。銀行系カーローンと比べると審査に通りやすいのが特徴です。さらに、車の購入と同時にローンを組めることから、忙しい個人事業主の方などでも手続きを早く進められるというメリットもあるでしょう。
ディーラーローンの場合、車を担保にするため、ローンの返済が終わるまで所有権はディーラーにあるということを押さえておきましょう。
銀行系カーローン
銀行系カーローンは、銀行などの金融機関が提供するカーローンです。金利は低めに設定されていることが多いですが、ほかのカーローンより審査がきびしい傾向にあります。
銀行系カーローンでは、ローンの利用目的を自家用車の購入のみと定めていることもあるので、事業用の車を購入したいという場合は注意が必要です。
自社ローン
自社ローンとは、自動車販売店が独自に提供しているカーローンです。信販会社を通さないため、販売店によっては審査に通りやすい場合もあります。自社ローンでは、金利0%などの超低金利をうたうものもありますが、車両価格を高く設定していることも多いので気をつけましょう。
事業用ローン(ビジネスローン)
カーローンではありませんが、事業に使う車の場合、事業用ローンが利用できます。事業用ローンとは、おもに法人経営者や個人事業主などを対象としているローンで、新規事業の立ち上げや設備投資、事業の運転資金など、事業にかかる資金のために利用できます。
年収の3分の1以上の貸付けを行ってはならないという総量規制の対象ではないため、個人事業主で、ほかからの借入れがある場合などでも利用できる可能性があります。
なぜ個人事業主はカーローンの審査に通りにくいの?
会社員や公務員などに比べて、個人事業主はカーローンの審査に通りにくい傾向があります。では、個人事業主がカーローンの審査に通りにくいというのには、どのような理由があるのでしょうか。カーローンの審査基準とともに、個人事業主がカーローンの審査に通りにくいおもな理由を解説します。
個人事業主がカーローンを組む場合のおもな審査基準とは
まず、個人事業主がカーローンを利用する際、審査でチェックされやすいおもなポイントをご紹介します。
●事業の継続年数
個人事業主では、収入の安定性を確認するため、事業年数が審査されます。継続年数が1年以下だと事業の安定性が低いとみなされ、ローンの審査では不利になることが多いでしょう。
●個人としての年収や信用情報
カーローンの審査では、個人の年収もチェックされます。事業がうまくいっていても、過度な税金対策で所得を低く申告している場合などは、審査では不利になるため注意しましょう。
また、個人としての信用情報も確認されます。過去に自己破産や支払いの滞納などがあった場合、審査に通るのはきびしくなるでしょう。自身の信用情報に不安な点がある場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。
●ほかのローンなどの借入総額
他社で借入れを行っている場合、カーローンを組む際に、借入額を申告する必要があります。ローンで借りられる金額は年収の3分の1が目安といわれており、他社での借入れも含めた借入総額がこの範囲内であるかどうかもチェックされます。
個人事業主が審査に通りにくい理由
一般的に、個人事業主が審査に通りにくいといわれるのには、いくつか理由があります。まず考えられるのは、年によって収入にバラツキがあるなど、収入が不安定だと判断されやすいということです。カーローンの審査では、返済能力があるかどうかが確認されるため、収入が不安定な個人事業主は審査では不利となることが多いです。
また、個人事業主は事業のために他社での借入れを行っていることも少なくありません。他社での借入れがあると、借入可能額が希望額を下回ってしまう可能性も高まり、審査に通りにくくなります。
個人事業主ができるカーローンの審査対策3つ
個人事業主がカーローンを利用するには、しっかりとした事前準備が大切です。カーローンの審査に落ちてしまっても、条件を見直すことで審査に通る可能性もあります。ここでは、個人事業主ができるカーローンの審査対策を3つご紹介します。
1. 頭金を用意する
カーローンの審査は、借入額が多くなると通過しにくくなる傾向にあります。頭金を用意して借入額を抑えることで、審査を有利に進められることが多いです。なお、頭金は、一般的に車両価格の2~3割を目安に用意しておくといいでしょう。
2. 連帯保証人を立てる
審査に通りにくい要素がある場合、審査会社から連帯保証人を立てることを提案される場合があります。収入の安定した親族などを連帯保証人に立てることで、カーローンの審査を有利に進められるでしょう。
連帯保証人とは、債務者本人と同等の責任を負う方で、支払いの請求を受けた際、基本的に拒否することができません。なお、審査会社によっては、連帯保証人の条件が定められている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
3. 審査の甘いカーローンを選ぶ
審査の甘いカーローンを利用することで、審査に通る場合があります。事業で使う車なら、総量規制の対象にならない事業用ローンを利用するという選択肢もあるでしょう。
それぞれのローンの特徴を押さえて、自分に合ったローンの審査を受けてみましょう。
カーローンは経費に計上できる?
個人事業主が事業用として車を利用する場合、車の費用を経費で落とせるかどうかが気になる方が多いでしょう。カーローンで車を購入した場合、ローンの返済額は経費として計上できるのでしょうか。
ここでは、カーローンで購入した車を経費として処理する方法や、経費にできる費用について解説します。
カーローンで経費にできるのは利息のみ
カーローンの場合は、借入金が賃借対照表上で負債として分類されることなどから、元金は経費計上できず、利息のみを計上することができます。
なお、経費として計上できるのは、事業用として利用する場合のみで、自家用車としても兼用する際は家事按分が必要となります。
車の購入費用は減価償却が必要
車は固定資産とみなされるため、経費として処理するためには減価償却が必要です。カーローンの場合も、車の購入時点で車両費として計上し、耐用年数に応じて減価償却していくことになります。
耐用年数は、新車と中古車で異なります。普通車の新車の耐用年数は、6年となりますが、中古車は、6年から経過年数を引いた数と、経過年数に0.2をかけた数を足すことで算出します。中古車は、新車と比べて減価償却の期間が短くなり、経費を計上する上で有利となります。
なお、減価償却には「定額法」と「定率法」の2種類があります。
●定額法
毎年同じ金額で減価償却していく方法です。購入価格を耐用年数で割った金額を経費として計上します。
●定率法
未償却残高に対して毎期一定の割合で減価償却していく方法です。購入当初の償却額が大きく、年を追うごとに償却額が少なくなっていくという特徴があります。
経費にできる車の費用とは
購入した車を事業用として使う場合は、車両費だけでなく、保険料や維持費も経費にできます。経費として計上できるおもな車の費用は以下の通りです。
- 税金
- 自賠責保険や任意保険
- 車検費用やガソリン代
- 洗車代
- 高速道路料金
- 駐車場代
車を事業とプライベートで兼用する場合は、家事按分する必要があります。そのような場合は、按分比率の根拠を説明できるようにしておきましょう。
カーリースなら経費処理が簡単にできる
カーリースとは、リース会社が所有する車を毎月定額で利用できるサービスです。月々の料金をそのまま経費に計上でき、経費処理も簡単です。ここでは、個人事業主がカーリースを利用するメリットなどを解説します。
車の費用を固定費にできる
カーリースの場合、月々の定額料金に税金や保険料、車検の法定費用などが含まれるため、費用の管理がしやすいというメリットがあります。
カーリースでは、契約期間満了時に、車の返却、買取り、乗換えなどといった選択肢の中から選ぶことができます。事業内容に合わせて新車に乗れる方法として、多くの個人事業主に選ばれています。
利用料のすべてを経費計上できる
カーリースの場合、車の所有権がリース会社側にあるため、車を固定資産として減価償却する必要はありません。毎月定額のリース料金を全額経費に計上できるため、経費処理が簡単にできるという特徴もあります。
カーリースを利用すれば、手間のかかる経費処理がスムーズになるため、事業に注力することもできるでしょう。
カーローンより総額が抑えやすく審査に通りやすい
リース会社の多くは、契約時に設定した残価を車両価格から差し引き、月々のリース料を算出する残価設定というしくみを採用しています。そのため、カーリースを利用すれば、審査対象となる総額を抑えやすくなります。
なお、カーリースでは、法人向けと個人向けで窓口やサービス内容が異なる場合があります。事業用のほかに自家用車としても利用する場合は、事前にリース会社に問い合わせておきましょう。
定額カルモくんなら個人事業主に嬉しいサービスが充実
数あるカーリースの中でも、「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、日本一安いカーリース*として知られており、費用を抑えたいという個人事業主の方にもお得なサービスがそろっています。ここでは、定額カルモくんの特徴をご紹介します。
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月々10,000円台からのお得な料金で事業に負担をかけない
定額カルモくんなら、頭金もボーナス払いも不要で、月々10,000円台から新車に乗れます。毎月定額で利用できるので、車に関するお金の見通しが立てやすく、事業資金の負担になりにくいというのがメリットです。
さらに一般的なカーリースでは月間走行距離に制限がありますが、定額カルモくんでは7年以上の契約で走行距離が無制限になります。事業のために利用する場合も、走行距離を気にせず新車に乗ることができます。
メンテナンス費用もまとめて経費に!
経費処理が簡単にできるカーリースですが、リース料金に含まれないメンテナンス費用などは別途、経費に計上する必要があります。定額カルモくんのメンテナンスプランなら、車検費用の一部や消耗品の交換費用なども月々のリース料金に含められるため、経費を科目ごとに仕訳する手間などもありません。
お試し審査で気軽に審査に通るかチェック!
定額カルモくんの場合、ネットから5分程度で手軽に審査申込みができます。24時間365日申込みを受け付けているので、個人事業主のように忙しい方にもおすすめです。
審査が不安な場合は、審査に通るかどうかを試せる「お試し審査」があります。通過後でもキャンセルや車種の変更ができるので、まずは「お試し審査」を受けてみてはいかがでしょうか。
なお、法人化していて事業用として利用したいという場合は、こちらのバナーをチェックしてみましょう!
個人事業主が車に乗るならカーローンよりカーリースがおすすめ
カーローンで事業用の車を購入したいという個人事業主の中には、審査に通るかどうか不安な方も多いでしょう。カーリースなら総額を抑えやすく、審査に通る可能性も高まります。
定額カルモくんなら、ネット上で簡単に審査申込みができる上、月々10,000円台から新車に乗れるなど、コストを抑えたいという個人事業主にもお得なサービスがそろっています。事業用として新車に乗りたい個人事業主は、利用を検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
Q1:個人事業主が利用できるカーローンは?
A:個人事業主が利用できるカーローンには、ディーラーローン、銀行系カーローン、自社ローン、事業用ローンなどがあります。銀行系カーローンの場合、事業用としては利用できない場合もあるので注意しましょう。
Q2:カーローンは経費として計上できる?
A:カーローンの場合、月々の返済額のうち利息分のみを経費計上できます。車は固定資産とみなされるため、返済額ではなく、購入価格から減価償却を行う必要があります。
Q3: 個人事業主がカーローンよりお得に車を利用できる方法はある?
A:毎月定額で新車に乗れるカーリースなら、リース料をそのまま経費にできます。定額カルモくんには、ほとんどのメンテナンス費用を月々の定額料金に含められるプランもあります。毎月定額で資金管理もしやすく、個人事業主にお得なカーリースといえます。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。
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