【嬉しい悲鳴】枝豆がたくさんあるとき
皆さんは、食べきれないほど大量に枝豆をもらったりしたことはないでしょうか。
そんなときは、茹でた枝豆をミキサーでペーストにしてしまえば、手軽にたくさん食べられるんですね。
今回は、この「枝豆ペースト」を使ったレシピを紹介しましょう。
まずは、軽く洗って表面のゴミや汚れを落とします。サヤの外側についてる短い毛を軽くこするように。
洗ってる間に、鍋にお湯を沸かします。枝豆の重さを測ったら約1.8キロもあったので、うちにある一番大きな鍋で茹でることにしました。
沸騰したら枝豆を投入します。
茹で時間は4分から5分。サヤが少し開く程度が目安です。今回は量が多かったので、少し長め(7分くらい)に茹でています。
茹であがったら、ザルにあけましょう。
おお! こんなに一気に茹でたのは、生まれて初めてです。
このまま塩をかけて「ビール!」といきたいところですが、今回は枝豆ペーストが主役。それまで我慢……と思ったのですが、ホクホクの枝豆を見ていたら、つい味見してみたくなってしまいました(笑)。
柚子胡椒とポン酢でいただきます。
柚子胡椒だけと、柚子胡椒にポン酢を加えた2種類を用意。
写真左が柚子胡椒あえ、右が柚子胡椒+ポン酢あえです。最初は柚子胡椒だけのピリ辛を楽しんでから、次にポン酢の酸味も足して味に変化をつけます。
これとビールを合わせたら、無限にいけますね(笑)。
ちなみに、茹でるのではなく電子レンジを使う方法もあります。
電子レンジの場合は栄養素がとけ出すことが少ないため、豆の風味を濃く感じます。少量ならレンジでチン! の方がお手軽でしょう。
枝豆ペーストを作ってみる
茹でて冷ました枝豆をペーストにします。指でサヤをつまんでプチっと枝豆を押し出し、どんどんミキサーに入れます。
もちろんフードプロセッサーを使ってもOK。
これがけっこう労力と時間がかかるのですが、プチプチをつぶす感覚でひたすら雑念を消して一心不乱に作業しましょう。その先にある「うまい!」を目指して(笑)。
ただし、ミキサーのパワーにもよりますが、一度に入れるのは半分くらいまでにした方が良いでしょう。
いっぱいまで入れてしまうと、ミキサーが回らないか、回ったとしても上下の攪拌(かくはん)がうまくいきません。何度かに分けて作業してください。
準備ができたらミキサーのスイッチをON。
粗みじんになるまで回します。あまり細かく粉砕してしまうと、枝豆の食感がなくなってしまうので、これぐらいがオススメです。
枝豆ペーストを「枝豆ギョウザ」にする
【材料】7個分
- 片栗粉 小さじ1
- 枝豆ペースト 150〜200g
- 市販のギョウザの皮 7枚(今回は棒ギョウザ用のものを使用)
(調味料)
- 生姜のすりおろし 小さじ2
- 醤油 小さじ1
- 焼き肉のたれ 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
調味料を容器に入れてあらかじめ混ぜてから、片栗粉と枝豆ペーストを投入!
ギョウザ7個ぶんで枝豆ペースト150g~200gが目安ですが、ガッツリ食べたい人はもっと多くても構いません。
辛いのが好きな人は、ごま油をラー油に変えても美味しいです。逆に子供用には砂糖を少し多めにしても良いでしょう。
混ぜ合わせます。
この「枝豆あん」をギョウザの皮に包んでいきましょう。
今回使ったギョウザの皮は、四角タイプ(棒ギョウザ用の皮)を選びました。
丸タイプに比べて包み方が簡単です。あんを中央にのせて四方を水で濡らし、包んで端っこを押さえるだけです。
サラダ油とごま油(分量外)をフライパンに入れて、枝豆ギョウザを焼きます。こんがりと両面がきつね色になればOK。
ギョウザのタレ(分量外)を付けて食べましょう。
これはビールのおつまみに最高! パクパクと何個でも食べられます。そして、ビールも進みます(笑)。
外側はこんがりパリっと、中はふっくらジューシー。タンパク質もたっぷりとれる、ヘルシーギョウザです。
絶対にオススメの味なので、ぜひ一度試してみてください。
枝豆ペーストを「枝豆チヂミ」にする
【材料】1人分
- チヂミ粉 200g
- ししとう 5本
- ピーマン 2個
- 刻みネギ、粒ごま、ごま油 適量
- 鶏ガラスープの素(顆粒) 少々
- 卵 2個
- 枝豆ペースト 250g
- 水 50cc
まずは、材料を混ぜてチヂミ生地を作ります。
フライパンにサラダ油とごま油(分量外)を入れて、チヂミ生地を両面こんがりと焼くだけ。簡単ですね。
熱々の焼き立てをどうぞ!
ハフハフ言いながら、ビールやレモンサワーで流し込む。至福のひとときであります。
つけダレ(分量外)はソースやポン酢でも良いですが、醤油で味わうと豆と豆の美味しさの相乗効果があって、さらにヨシです。
枝豆ペーストを「枝豆のポタージュスープ」にする
【材料】1人分
- コンソメスープの素(固形タイプ) 1個
- たまねぎ 1個
- バター 20g
- コショウ 適量
- 枝豆か枝豆ペースト 300g
- 牛乳 200cc
- 塩 適量(スープが出来上がった後、足りないときに加える)
こちらが材料です。
たまねぎと枝豆をしんなりするまでバターで炒めます。
焦がしてしまうと苦味が際立ってしまうので、焦がさないように弱火で炒めてください。コショウ適量、コンソメスープの素を入れ、水分を飛ばすような感じでじっくり炒めます。
ここでは、まだミキサーにかけてない枝豆があったので、豆そのものを投入していますが、もちろんペーストになったものでも大丈夫です。
最後に牛乳を入れてひと煮立ちさせたら、コンロから下ろして粗熱を取りましょう。
これをミキサーに入れて、なめらかなスープ状になるまで回します。
味見をして塩気が足りないと思ったら追加してください。ただし、塩味が強くなると枝豆の甘みを消してしまうので少量で良いでしょう。
お好みの温かさで食べてください。暑いと、つい冷たいものばかり食べてしまいますが、そんなときは温かいスープが体に染み渡ります。
完成です。最高の味。
冷製にしても美味しいですよ。冷製スープにする場合は、冷やすとバターが固まってしまうので、適量のサラダ油やオリーブオイルに置き換えて炒め、冷蔵庫で冷やしてください。
舌ざわりが良く、しかものど越しも滑らかな冷製スープになります。
さらに「枝豆ディップ」に展開する
【材料】1人分
- 枝豆のポタージュスープ 200ml
- ガーリッククリームチーズ 適量
先ほど作ったポタージュスープ(常温)に、ガーリッククリームチーズを混ぜるだけ。これはウマい!
カリカリに焼いたバゲットパンと相性もバッチリです。
スティック野菜に付けてもOKです。いろんな食材に塗って召し上がれ。
枝豆ペーストで「ずんだ白玉」を作る
【材料】1人分
- 白玉粉 85g
- 水切りした絹ごし豆腐 130g
- 枝豆ペースト 300g
- 砂糖 80g~100g
- 塩 少々
最後はデザートです。
「ずんだ餅」は宮城の銘菓で、アズキの代わりに枝豆で作った「あん」を使います。一度、旅行で訪れて食べてからすっかり「ずんだ」のファンになっています(笑)。
まず、枝豆あん(ずんだあん)を作ります。
枝豆ペーストを容器に入れ、砂糖を加えます。人間の味覚は、冷たいと甘さを感じにくくなるので多めがオススメですが、好みで調整してください。
次に、白玉を作ります。
白玉粉を容器に入れ、水切りした豆腐、塩を追加。
ボウルや容器のフチにスプーンで押し付けるように練って、ペースト状にしていきます。この作業を怠るとダンゴに粉っぽさが残るので、念入りに練りましょう。練り具合が硬いようなら、水(分量外)を少し加えて調整してください。
練りあがった白玉生地を小さく丸めて団子状にし、沸騰させた鍋のお湯にポンポン入れていきます。
茹であがりは、白玉が浮いてきたら頃合いです。おたまですくって、水を入れたボウルに取って冷やします。
白玉が十分に冷えたらキッチンペーパーに取り、水気を切ってください。
うつわに盛り付け、仕上げに「ずんだあん」をかけて完成です。枝豆の風味と甘さが、白玉のモチモチ感とあわさってひんやりとした、美味しい夏の和菓子になります。
最後に余った枝豆ペーストは冷凍しておけば、いつでも使えます。
常温での自然解凍だと傷みやすいので、冷蔵庫内での解凍をオススメします。
畑のお肉と言われる枝豆は低脂肪、高タンパクでとってもヘルシー。ミキサーでペースト状にしおけば、レシピの範囲もぐっと広がります。
ぜひ試してみてください。
書いた人:星☆ヒロシ
夫婦で食べ歩きが趣味。夫は食べる専門で、妻は呑む専門。若いころは海外へも足を運んだが、最近は日本の良さを再認識し、旅をしながらその土地ならではのおいしいものを食べ歩く。
からの記事と詳細 ( 枝豆が大量に手に入ったので「枝豆ペースト」にしたりしていろいろ作ったら、さらに枝豆愛が高まってしまった【ビールにも最高】 - メシ通 )
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