大阪・吹田市にある大和大学は新型コロナワクチンの職域接種で学生の80%が接種を済ませたことから、1日、1年2か月ぶりに対面での授業を全面的に再開しました。
大和大学では新型コロナの影響を受けてこれまで授業に出席できる学生を半分に制限し、残りの学生にオンラインで授業を行っていましたが、1日からオンラインを取りやめ、すべての授業を対面に切り替えました。
このうち大教室では学生たちが消毒や検温などを済ませて授業を受けていました。
大学ではコロナ禍でも対面授業が実施できるようことし6月から職域接種を始め、予約なしで受けられるよう接種日を学生ごとに指定するなどサポートを進めた結果、すべての学生およそ3000人のうち80%が接種を済ませ、今回の全面再開を決めたということです。
19歳の男子学生は、「対面授業はその場で質問ができるのでやっぱりいいなと思いました。ワクチンも大学が用意してくれたので助かりました」と話していました。
授業を行った教授は、「対面だと学生の反応をしっかり見ることができるので安心して授業を進めることができました」と話していました。
【大阪市の中学校で部活再開】。
緊急事態宣言が1日、解除され、大阪市の中学校では、これまで原則、中止となっていた部活動が本格的に再開し、生徒たちは久しぶりに一緒に練習を行いました。
緊急事態宣言の期間中、大阪市では市立の小中学校や高校の部活動について、原則、中止するよう要請していました。
西淀川区の佃中学校は、ことし8月から部活動を中止していましたが、宣言が解除された1日から、本格的に再開しました。
このうち、バレーボール部では、1年生と2年生の新しいチームで初めての練習が行われ、およそ1か月ぶりに生徒たちが一緒に汗を流しました。
生徒たちは、マスクを着用して、休憩のたびに手の消毒を行っていました。
2年生の坂本琴音さんは、「いつ再開できるのだろうと思っていたので、久しぶりに練習できてとても楽しいです」と話していました。
一方、来週行われる体育祭については、午前中のみで、保護者などの来場者は招かずに無観客とする方針で、中学校は、引き続き、感染防止の対策を徹底することにしています。
佃中学校の玉川智行 教頭は、「感染者が出れば学校を閉めざるをえないので、これからも気を引き締めて対策に取り組みたい」と話していました。
【オンライン授業の児童ら1か月ぶりに登校】。
緊急事態宣言が解除された兵庫県川西市の小学校では、これまで自宅でオンライン授業を受けていた児童が1か月ぶりに登校し、友だちとの再会を喜びました。
兵庫県川西市は、緊急事態宣言が出されていたことを踏まえ、2学期からは、学校での対面授業とタブレット端末を使ったオンライン授業のどちらかを選択できる措置をとっていました。
宣言が解除されたことを受けて1日から原則、対面授業に切り替わり、市内の清和台南小学校には、これまでオンライン授業を受けていた子どもたちが元気に登校しました。
家族と話し合い、先月1日から、自宅でオンライン授業を受けていたという小学3年の女子児童は、教室の前で待ち構えていたクラスメートたちとの再会を喜び、ホームルームでは、元気よく「おはようございます」とあいさつしていました。
女子児童は、「友達に会うのは楽しいし、学校に行けるのはうれしいです。でも、リモートだとコロナ感染の心配も少ないので、どっちも良いと思います」と話していました。
川西市は、引き続き、感染への不安がある児童・生徒のためにオンライン授業ができる設備を残すことにしていて、清和台南小学校の岩永恒和 校長は、「笑顔で登校してくれて、友だちもいつものように接してくれてうれしく思う。感染状況は下火になっているが、再び感染が拡大した場合に備えたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 1日から宣言解除 教育現場でも再開の動き|NHK 関西のニュース - NHK NEWS WEB )
https://ift.tt/3F8qQyH
No comments:
Post a Comment