山形県にもまん延防止等重点措置が適用されてから初めての土日となった30日と29日、対象区域に含まれる鶴岡市では、市営のスケート場などで利用停止の措置がとられ、訪れる人がゼロとなるなど、市内のレジャー施設や観光施設は閑散とした土日となりました。
県内では、山形市と庄内地域に今月27日からまん延防止等重点措置が適用され、鶴岡市は公民館やスポーツ施設など市の施設の一部について、来月20日まで利用を停止する措置をとっています。
その1つが、今シーズンは先月11日にオープンした鶴岡市小真木原町にある屋外スケート場です。
施設の管理者によりますと、この時期の土曜日曜は多い時で300人を超える利用者が訪れるということですが、30日は全く訪れる人はおらず、リンクを整備する作業車の音だけが響いていました。
鶴岡市体育協会施設管理課の成澤素直課長は「さみしい気持ちだが、この感染状況をみるとしかたがない。またここに歓声が響くことを期待しながら氷の整備作業を進めていく」と話していました。
一方、クラゲの展示で知られる市立加茂水族館では、30日の来場者数は合わせて267人と、1週間前と比べて100人以上減りました。
特に、子どもの利用の落ち込みが目立つということです。
毎年、冬の期間限定で小学生と中学生の入館料を無料にするキャンペーンを行っていますが、今月に入り、県内でも子どもを中心に感染が広がっている影響ではないかとしています。
また、水族館では感染拡大を受けて今月24日から当面、アシカやアザラシと一緒に記念写真を撮影できるイベントや飼育員のクラゲの解説を中止しています。
市内の20代の男性は「水族館といえば、水槽を観賞するだけではなく、イベントでアザラシが楽しんでいる姿を見て盛り上がるのがとても楽しいので、見ることができないのは悲しいです」と話していました。
また、酒田市から子どもと一緒に訪れた30代の母親は「以前来た時よりもさみしい感じがする。まん延防止の適用で、児童支援センターなどが全て閉鎖され、屋外で楽しめるところは水族館や雪遊びしかない。屋外であればイベントをしてくれてもいいのかなと思うが、しかたない」と話していました。
加茂水族館の渡辺葉平さんは「どうしても密を避けるためにイベントの中止を決断した。お客様には大変申し訳ないが、少し我慢していただいて、感染状況が落ち着いたら再開していきたい」と話していました。
鶴岡市の宮崎哲危機管理監は「本来であれば感染対策と経済対策を両立したいが、今は感染防止に軸足を置かざるを得ない状況が続いている。公共施設の利用停止や市主催のイベントの中止など、市民生活にご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解とご協力をお願いします」とコメントしています。
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