県教育委員会は21日、県教委が委嘱する県高校スーパーバイザーで信州大学の遠藤守信特別栄誉教授を講師に迎えた講演会を、伊那市の伊那北高校で開いた。同校の理数科1年生約60人が、遠藤さんから学ぶ意味や学習方法について話を聞き、有意義な高校生活を過ごすための参考にした。
国際的な視野に立って社会で活躍できる人材を育成しようと2014年から始めた講演会。各分野の専門家3人をスーパーバイザーに迎え、県立高校を巡回している。遠藤さんは須坂市出身の物理学者。リチウムイオン電池に用いられる物質多層カーボンナノチューブの量産技術開発に寄与した。
講演では、学びの必要性を「高校時代は実りの時期の前に当たる。この時期をしっかり過ごし、つらさを認識し乗り越えた後に素晴らしい人生が待っている」とし、「勉学の努力は決して君たちを裏切らない。勉強することは可能性を生む。とにかく今は勉強することが大事」と述べた。
学習の姿勢は「授業は『何を質問したらいいか』と考えながら聞くと、授業の内容が頭に入りやすい」と助言。「夢や希望を持つと目標が見え、実現に向けた努力がとても楽しい。諦めずに挑戦し続けると必ず結果が得られる」などと生徒を励ました。
からの記事と詳細 ( 勉強は可能性を生む 遠藤さん伊那北高で講演 – Nagano Nippo Web - 長野日報 )
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