今、料理はとても大切な家事です。多くのレストランが休業している上に、普段より多い人数に1日3食食べさせなければならないのですから。
我が家の近所にあるスーパーマーケットの棚から最初になくなったのは、冷凍食品でした。
だんだんと買い置きを増やすようにはしていたのですが、この1カ月というもの、これまでノンフライヤー(油を使わずに揚げ物をする電気調理器)で調理していた大好きな冷凍食品の「Tator Tots(テイタートッツ:すりおろしたジャガイモを揚げた惣菜)」やハッシュドポテト、袋入りのフライドポテトがすっかり売り切れ状態です。
世界中の人々が一斉に、外出を控えて自宅で過ごさざるを得なくなっている今、ノンフライヤーが大活躍しているのではないでしょうか。
そう考える根拠は、ノンフライヤーが、食材を素早く、しかもサクサクに調理してくれる優れものだからです。「素早く」「サクサクに」の2つは、この世の終わりと思えるような状況下で、私たちに必要なことです。
ありがたいことに、冷凍食品が手に入らなくても、ノンフライヤーなら極上のポテト料理が作れます。ごく普通のジャガイモが出番を待っています。
私も、「R2-D2」に似たノンフライヤーを買う前には「普通の」ジャガイモを使っていましたし、普通のジャガイモならお店にたくさんあります。
ベイクドポテトも、ローストポテトも、フライドポテトも、みんなカリッとおいしく出来上がります。
しかも、テレビショッピングの販売員みたいに興奮ぎみにお伝えしたいのですが、普通のオーブンを使うより短時間でできるので、食事の時間にきっちり間に合います。
ノンフライヤーで美味しいポテトを作るコツ・レシピ
生のジャガイモをノンフライヤーでうまく調理するコツは、同じ大きさに切ることです。
焼け方にムラが生じるオーブンであれば、大きさにばらつきがあってもかまいませんが(焦げてしまうものがあったり、ほくほくに仕上がるものがあったりするでしょうけれど)、ノンフライヤーならほぼ均一にこんがりと出来上がりますので、上手く利用しましょう。
サイコロ状でも薄切りでも、たいていの切り方はうまくいきます。極細カットでも大丈夫です。
生のジャガイモをカリッとさせたいときに問題となるのは、水蒸気が出すぎてしまうこと。
バスケットにジャガイモを入れすぎると、どうしても水蒸気がこもってしまいます。どのような形にカットしても、水蒸気が逃げる隙間を残すようにしてください。水蒸気がこもると、ポテトがベチャッとしてしまいます。
ジャガイモを、オイル大さじ1と塩コショウで和えます。あとでオイルを足す必要があるかもしれないので、ここではボウルを使っておきましょう。
オイルが多すぎるとバスケットの底にたまってしまいますが、ジャガイモをバスケットに入れる前にオイルで和えておけば、そうなるのを防げます。
私は、ラセットポテト(アメリカで一般的な品種)1個分を、2.5センチ角の大きさに切って調理するのが好きです。わが家のフライヤーの場合は、大きいジャガイモ1個分が、ちょうどバスケット一杯分になります。
約200度で10分間加熱したら、バスケットを揺するか、トングでジャガイモを混ぜてから、もう一度加熱します。
オイルが滴るようではいけませんが、少ないようであれば、先ほどのボウルに残っているオイルを使って、もう一度和えてもいいでしょう。
5分間ずつ様子を見ながら揺すったり混ぜたりして、好みのカリカリ加減になるまで加熱します。
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