トンボや、トンボのいる風景を描く「WE LOVE トンボ」絵画コンクール(朝日新聞社、朝日学生新聞社主催、トンボ協賛)で、福岡市早良区の原西小1年、山口湧人(ゆうと)くん(7)が、小学1年生の部の大賞に輝いた。「トンボひこうき」と題した、色鮮やかで楽しい絵だ。
トンボの形をした飛行機が虹のかかる空を飛ぶ。下で4人が笑顔で見上げる。湧人くんと姉と両親だ。「飛行機にヤッホーって言ってるところ」だという。
三つ上の姉が毎年、このコンクールに応募していた。対象は小中高校生。「今年は湧人も描けるよ」と母陽子さんに勧められ、夏休みに初挑戦。家にある飛行機のおもちゃを見て「トンボに似てる」と思い、トンボ型の飛行機を描くことにした。
硬いクレヨンの肌色で画用紙に下絵を描き、色を付けて、最後に青い絵の具で空を塗った。5歳から通う公民館の絵画教室で習った技法。全部で2、3時間で描き上げたという。
コンクールには全国から10万7367点の応募があった。うち小学1年は2万2558点。湧人くんの絵は審査員から「小学校低学年らしい、とても楽しい作品。クレヨンと絵の具を使い分け、色をはじかせる技法も工夫があっておもしろい」と評価され、小学1年生の部の文部科学大臣賞に輝いた。
コロナ禍で表彰式はなかったが、自宅に大きな盾と賞状が届いた。将来の夢は「サッカー選手か、絵を描く人。まだ小さいから分かんない」と、はにかんだ。(渡辺純子)
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