『ブレードランナー 2049』(2017)のジャレッド・レトが、新作となるクライム・スリラー『The Little Things(原題)』の連続殺人鬼役を、『スーサイド・スクワッド』(2016)のジョーカー役と比較しながら米Varietyのポッドキャストにて語っている。
本作は『イコライザー』シリーズのデンゼル・ワシントン演じる保安官ジョン・ディーク、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のラミ・マレック演じるロス市警の頭脳派刑事ジミー・バクスターが、レト演じる殺人鬼アルバート・スパルマを追う物語。もっとも、レトがどのような演技を見せているのか、公開されている予告編からは窺い知れない部分も大きいわけだが……。
「こういう、ルールが一切ない、徹底的にやれる役柄は本当に少ないんです。スパルマを演じていてジョーカーを思い出したし、それは彼も型破りなキャラクターだから。自分が考えていることはすべて口にするし、いつでも驚いているし、とても遊び心がある。とても楽しい男です。善人にもなりうるし、悪人にもなりうるわけですが、楽しい男ですよ。」
これまでレトは、ジョーカー役のほかにも、『チャプター27』(2007)でジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマン役、『ブレードランナー 2049』のニアンダー・ウォレスなど、程度にこそ違いはあれど、その人物像に狂気をにじませる役柄を多数演じてきた。しかし、それゆえに『The Little Things』のスパルマ役をオファーされた際、最初はあまり興味を持てなかったのだという。
「こういう役どころは演じすぎてきたし、そろそろ新しい冒険をしたいと思っていました。だけど監督に惹かれたんですよ、本当に素晴らしい人で。それにデンゼル・ワシントンがいて、ラミ・マレックがいて、ジョン・リー・ハンコック(監督)がいる、こんなチャンスに参加しない理由なんてあるのかって。実際、すごく満足しています。まさに冒険でしたからね。」
脚本・監督のジョン・リー・ハンコックは、『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017)『ザ・テキサス・レンジャーズ』(2019)などを手がけた名匠。プロデューサーは「ブレイキング・バッド」(2008-2013)「ベター・コール・ソウル」(2015-)のマーク・ジョンソンとあって、レトのどんな一面が引き出されるのかに注目しよう。
映画『The Little Things(原題)』は2021年1月29日に米国公開予定。同日よりHBO Maxで米国配信となる。
Source: Variety
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