世界的指揮者の小澤征爾さん(85)が総監督を務める国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」が八月二十一日〜九月六日に開かれるのを前に、目玉となるオーケストラコンサートのAプログラムで指揮を担う鈴木雅明さん(67)に思いを聞いた。 (竹内なぎ)
−初めてOMFに参加する心境は。
小澤さんと一緒に仕事をしたことはないが、とても大きな存在。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)は通常のオーケストラとは異なり、小澤さんを慕う一人一人の演奏家が集まっている。とても興味があり、楽しみです。
−指揮者として心掛けていることは。
自分がつくりたい音楽を伝えれば、素晴らしいオーケストラは機敏に反応してくれる。どんなに小さい音も指揮者としてどうしたいかという意思を持ち、奏者に伝えることを大事にしている。ゲストで指揮をするのは、その演奏にかける思いが火花のように散り、とても楽しい。
−公演を楽しみにしている人たちにメッセージを。
初めて振るシベリウスの「交響曲第二番ニ長調」は念願の曲。感情の深い部分を呼び起こすような曲で、響きはフィンランドの自然を感じさせるイメージ。二〇一七年に松本でバ...
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