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Friday, July 9, 2021

つくりたい音楽、生で伝える 8月開幕OMF、初指揮・鈴木さん抱負 - 中日新聞

Aプログラムで指揮する鈴木さん((C)大窪道治/2021OMF)

Aプログラムで指揮する鈴木さん((C)大窪道治/2021OMF)

 世界的指揮者の小澤征爾さん(85)が総監督を務める国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」が八月二十一日〜九月六日に開かれるのを前に、目玉となるオーケストラコンサートのAプログラムで指揮を担う鈴木雅明さん(67)に思いを聞いた。 (竹内なぎ)

 −初めてOMFに参加する心境は。

 小澤さんと一緒に仕事をしたことはないが、とても大きな存在。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)は通常のオーケストラとは異なり、小澤さんを慕う一人一人の演奏家が集まっている。とても興味があり、楽しみです。

 −指揮者として心掛けていることは。

 自分がつくりたい音楽を伝えれば、素晴らしいオーケストラは機敏に反応してくれる。どんなに小さい音も指揮者としてどうしたいかという意思を持ち、奏者に伝えることを大事にしている。ゲストで指揮をするのは、その演奏にかける思いが火花のように散り、とても楽しい。

 −公演を楽しみにしている人たちにメッセージを。

 初めて振るシベリウスの「交響曲第二番ニ長調」は念願の曲。感情の深い部分を呼び起こすような曲で、響きはフィンランドの自然を感じさせるイメージ。二〇一七年に松本でバ...

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