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Sunday, April 17, 2022

トマトジュースを自作&作り置きするといろいろな料理に活用できて楽しいんです【嫌いだなんて言わないで】 - メシ通

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トマトジュースの自作はとても簡単

トマトジュース、なかなか自作までされる方は多くないかもしれませんね。

でも、トマトジュースを自分でたくさん作っておいて、飲むだけじゃなく毎日の料理に活用するとお店でもなかなか食べられない絶品料理がいろいろ作れてしまうのです。

まずはトマトジュースの作り方を紹介していきましょう。

作り方はとても簡単なので、料理が苦手な人でもトライできます。

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中〜大サイズのトマトを10個買ってきました。

トマトの大きさや数によって出来上がりの量が変わります。今回のトマトだと、1.5Lくらいのトマトジュースが作れます。

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まずはトマトを洗ってへたを取っていきます。

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トマトのへたはこのように包丁の先を指で押さえて持ち、

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トマトのへたに斜めに突き刺して

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親指を起点にくるっと回すと、きれいに取ることができます。

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ほら、こんな感じです。

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10個すべてのへたを取り終わりました。

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トマトのへたをすべて取ったら、ざく切りにして鍋に入れます。

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トマトを弱火で煮詰め、水分を飛ばしていきます。

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この時、焦げつかないように少し混ぜながら煮詰めていきましょう。

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トマトに火が通って柔らかくなったら、粗熱をとり、ミキサーにかけていきます。

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わざわざ火を通さないでいきなりミキサーに入れてしまえばいいじゃないか。

そう思われる人もいるかもしれません。

僕は作り方を調べていた時に、そう思いました。

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しかし実際に作ってみたところ、先に火を通してトマトを柔らかくしておいた方がミキサーにかけた後になめらかな仕上がりになるんです。

作業的にも、火を通してからミキサーにかけた方が圧倒的に楽なようです。

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撹拌できました。

トロトロな状態でだいぶトマトジュースに近づいてきています。

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続いてこちらをザルでこしていきます。

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この時に気がついたのですが、トマトジュースを作る工程はコーンポタージュを作る工程と一緒ですね。

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こしていくと、固形の部分だけこのように残ります。

残った固形の部分ももちろん食べられます。スープなどに入れるとおいしいので、密封できる保存容器などに移して冷蔵庫で保存しておきましょう。

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氷水などで温度を冷やし、トマトジュースの完成です。

さっそく試飲してみましょう。

手作りトマトジュース、初試飲

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市販のものと比べると少し酸味が強く、塩気もないためトマトそのものの自然な味がします。
これは絶対に体に良い味ですね。

塩を加えていないので、塩分が気になる人も安心して飲めます。

せっかくなので少しアレンジして、いろいろな飲み物にしてみましょう。

まずはこのトマトジュースをベースに、りんごジュースとオレンジジュースを1:1:1の配分で混ぜて、ミックスジュースを作ってみました。

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使ったオレンジジュースの甘さが足りなかったのか、酸味が強めに仕上がりました。

そこで蜂蜜を加えたらすごくおいしくなりました。

ついでにビールとトマトジュースで、レッドアイも作ってみましょう。

これはお好みの割合で割るだけだからとっても簡単。僕はビールとトマトジュースを1:1で割って飲みます。

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プハッ! このヘルシーな組み合わせ、ビールを飲む際の罪悪感がなくグイグイ飲めてしまいます。やはり作りたてのトマトジュースが鮮烈な味わいとなって全体の輪郭を引き立ててくれます。

これはハマってしまいそうですね。

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出来上がったトマトジュースは容器に移し、冷蔵庫で保存すれば1週間は持ちます。

加熱殺菌した瓶に詰めれば保存性も良くなるので大量に作った場合は瓶詰めして保存すると良いでしょう。

また、トマトを買う時はなるべく熟れたものを買うのがオススメです。

熟れている方が甘みの強いトマトジュースに仕上がると思います。スーパーの見切り品で熟れたトマトが売られている時がありますが、それを使った方がおいしいトマトジュースになるのではないでしょうか。

自作トマトジュースの活用料理

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ただ飲むだけでも良いのですが、せっかく手作りでトマトジュースを作ったのなら、ぜひこれを活用した料理にも挑戦してみてください。

今回作る料理は『メシ通』でおいしいレシピを教えてくれている筋肉料理人の藤吉さんと、魚屋三代目の柳田さん、お二人のレシピを拝借します。

まずは筋肉料理人の藤吉さんの鶏むね肉とブロッコリーのトマトチーズ鍋から。

www.hotpepper.jp

『メシ通』でも評判の料理人さんのレシピだから楽しみです。

自作トマトジュースで「鶏むね肉とブロッコリーのトマトチーズ鍋」に挑戦

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詳しい分量や作り方は上記のリンクを参考にしてください。

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まずはキャベツ、ブロッコリーを切っていきます。

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続いて鶏むね肉を切ってから下味をつけます。

ここでポイントなのは鶏むね肉を叩いて、片栗粉をまぶしておくこと。これをすることで鶏むね肉の食感が良くなるそうです。この下処理は僕も知りませんでした。

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藤吉さんのレシピの中には「めんどくさかったらやらなくていいよ」なんて書いてありましたが、やってみてビックリ。

この工程を入れることで、鶏むね肉の食感がまったく違います。むしろ個人的には絶対やった方がいい工程だと感じました。

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鶏むね肉は調味料と一緒に袋に入れて軽く揉んだら、下処理完了。

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さて、鍋にキャベツと固形コンソメと水を入れます。

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ここで今回作ったトマトジュースの登場です。

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トマトジュースと醤油と砂糖を加えて、キャベツが柔らかくなるまで中火で煮ていきます。

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キャベツにある程度火が通ったら、鶏むね肉を加えて火を通します。

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途中、アクがずいぶん出てきたのでアクをすくっておきましょう。

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鶏むね肉の色が変わったら、鍋の端に寄せ、ブロッコリーを入れます。ニンニクを散らし、黒こしょうを振って、フタをして5分煮込みます。

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最後にチーズを散らして、フタを閉じて、チーズが溶けたら完成です。

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完成しました。

さすが筋肉料理人のレシピ。タンパク質たっぷりのお鍋です。

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先ほども書きましたが、鶏むね肉が柔らかくジューシーでとてもうまい。

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よく見ると、鶏むね肉の繊維が開いているのがわかります。これが食感に影響しているのですね。

そしてなにより、とにかくスープに滋味あふれるコクがあり、うまいんです。

やはり手作りトマトジュースを使ったおかげでしょう。鶏肉のうま味とトマトのうま味が二重奏になって、これがおいしくならないわけがありません。

これはぜひ、トマトジュースから作ってほしいレシピです。

「ブリトマト鍋」に挑戦

続いて魚屋三代目の柳田さんのブリトマト鍋。

www.hotpepper.jp

このレシピ、まさに魚を良く知る人の考えた逸品レシピです。

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詳しい分量や作り方は上記のリンクを参考にしてください。

では実際に作ってみましょう。

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かぶはくし切りにして、オクラはへたの部分を取っておきます。

実際のレシピにはないのですが、今回は舞茸も一緒に入れてみます。

ニンニクはすりおろすので皮をむいておきます。

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さて、手作りトマトジュースの登場です。こちらのレシピでは水を加えず、トマトジュース100%のスープになります。

土鍋にスープとしてトマトジュースを注ぎ入れ、食材を入れていきます。

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火をつけ、ニンニクをすりおろし、食材に火が通るまで中火で煮ていきましょう。

食材に火が通る間にブリを切っていきます。

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通常、ブリ鍋ならそぎ切りにしてしゃぶしゃぶにするイメージがありますが、このレシピでは厚切りにするそうです。

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もちろん理由はあるのでしょうが、それがなぜなのか検証したくなったので、そぎ切りしたものも少しだけ用意しておきました。

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野菜に火が通ったらブリを加えて、黒こしょうを振ったら完成です。

なんとうまそうなお鍋でしょうか。

ブリに完全に火が通る前に急いで食べましょう。

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ブリのうま味とトマトのうま味が合わさって、まさにうま味のラッシュアワーです。もちろん、めちゃくちゃうまです。

これはブリという食材の新しい扉を開いた気がします。

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さて、そぎ切りしておいたブリをしゃぶしゃぶして食べてみます。

うん。これもおいしいですが、厚切りで表面だけ火を通したブリの方がうま味がガツンと口内にひろがり、圧倒的においしいと感じました。

なるほど。魚の切り方ひとつでこんなに味の表情が変わるとは驚かされました。

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煮込んだことによってかぶもトロトロに。甘味も増して、これまたうまい。

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そしてレシピにはなかった舞茸。これもうま味爆発スープと絡んで、最高の仕上がりに。キノコ好きならぜひ舞茸も入れてみてほしいです。

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このレシピにはシメが書かれていないのですが、この鍋にご飯ととろけるタイプのチーズを加えて軽く煮込み、先ほどの鶏むね肉とブロッコリーのトマトチーズ鍋の記事で紹介されていたシメの料理「トマトリゾット」をこっちでやってみました。

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いやもう、これ、最高です。

もしかしたら鶏むね肉とブロッコリーのトマトチーズ鍋の出汁でやるよりも、こちらの鍋でやった方が魚の出汁が効いているぶん、おいしいかも。

最初から最後までさまざま食材の表情を楽しめて、うなり続けました。

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手作りトマトジュースは健康飲料として飲むのも良いですが、料理に使うとおいしさが数倍アップすることがわかりました。

鍋ものの出汁の他にも、カレーやパスタに使ってもベストマッチすると思います。ぜひ皆さんも手作りトマトジュースを試してみてほしいです。

書いた人:パーソナル栄養士いっしー

パーソナル栄養士いっしー

パーソナル栄養士、エキスパートファスティングマイスター。大学卒業と同時に栄養士を取得。「タニタ食堂」で勤務し、健康な方へより健康的な食事を提供する経験をする。 退職後、かねてより夢であった世界一周の旅に出発。世界中の有名料理から地元人しかいないようなローカル屋台飯まで食べ歩き、各国の市場やファーマーズマーケットに足を運んで食文化に触れる旅をする。 帰国後、フリーランス栄養士として「食の力で楽しく健康に」をテーマに「食べる楽しみ」を伝える活動をしている。

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