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Thursday, May 28, 2020

ミラー、ドゥカティ昇格に興奮「”対マルケス”のライダーとして信じてもらえた」 - Motorsport.com 日本

 5月27日、MotoGPに参戦するドゥカティは2021年シーズンのライダーとして、新たにジャック・ミラーを起用することを発表。ミラーはサテライトチームのプラマックから、念願のファクトリーチームへと昇格することになった。

 ミラーの起用発表はドゥカティが2021年以降のライダーについて発表した最初のケースだ。アンドレア・ドヴィツィオーゾとは金銭面で折り合いがつかず交渉が停滞しているが、最終的には契約を延長するだろうと見られているため、現在ファクトリーチームに在籍するダニーロ・ペトルッチが席を追われることになりそうだ。

 昨シーズン、ミラーはプラマック2年目にしてドゥカティのマシンに適応。表彰台を計5回獲得し、後半戦ではペトルッチを上回るポテンシャルを示していた。

 現在25歳のミラーだが、ヤマハがマーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロを選び、スズキがアレックス・リンスとジョアン・ミルと契約したように、MotoGPで世代交代が起こっていると感じていると話し、さらにドゥカティが自分の能力を信頼してくれたことに喜びを示した。

「去年、MotoGPのライダー市場はちょっと揺らいでいるのではと感じていたのを覚えている」

 ミラーは自身の公式サイトにそう記している。

「マルク(マルケス)が(MotoGPに)来て以来ほとんどの時期でトップに立っている。彼は僕よりちょっとだけ年上だけど(※マルケスは27歳)、最初はバレンティーノ(ロッシ)や、ホルヘ(ロレンソ)そしてダニ(ペドロサ)といった年上のライダーが彼の主なライバルだった」

「でもそれが変わってきている。ヤマハには僕と同い年のマーベリックが、スズキにはアレックスとジョアンがいる。そしてドゥカティが少し前から居る僕を、その文脈でまだ若いライダーとして見てくれることを期待していた。マルクはベンチマークであって、他のファクトリーにとっては彼に接近することが大きな目標なんだ」

「ドゥカティが僕のことをそういう年齢層の男として見てくれて、今後数年でマルクと僕らが争いたいと思ってくれていることに興奮したよ」

 またミラーはプラマックで過ごした2年間を「人として、ライダーとしてスポーツに関わる全てのことについて多くを学ぶことができた」と振り返っている。

「プラマックのひとたちは、僕がより完璧なライダー、そして完璧な人間となることを助けてくれた。彼らが僕に費やしてくれた時間に感謝している。おかげで僕は今まで以上にハングリーになれたし、そしてそれを最大限活かしたいと思うようになった」

「スタッフのみんなはファクトリーチームとの距離もとても近くて、ファクトリーライダーがどうあるべきか、そしてどうやって仕事をしているのかを学んだんだ」

「そうしたことは、僕のレースへのアプローチに大きな影響を与えている。組織的な取り組み方は僕が学習する必要があるものだったけど、それはチームやバイクへの取り組み方に多くの影響を与えることができるものだ。より責任を持ってね。それがとても楽しいんだ」

 

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