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Wednesday, May 27, 2020

児童文学作家の岡田さん 本紹介|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

緊急事態宣言は解除されましたが、学校の本格的な再開まではもう少し。
神戸市在住の児童文学作家、岡田淳さんに、新型コロナウイルスの感染予防で自宅で過ごすことが多い子どもたちへのおすすめの本や、時間の過ごし方のヒントを教えてもらいました。

神戸市在住の児童文学作家、岡田淳さんは、『二分間の冒険』など、子どもの冒険を描いたファンタジーで数多くのロングセラーがあります。
こんな時だからこそ、子どもたちに読んでもらいたい本を教えてもらいました。

岡田さんがおすすめするのは物語の世界に入り込める本。
1冊目は「クマと仙人」。
(ジョン・ヨーマン作、クェンティン/ブレイク絵、渡辺茂男 渡辺徹太訳、のら書店)
森の仙人に弟子入りしたのは、優しいけれど不器用なクマ。
熱心さが空回りして、何を教わっても失敗ばかりしてしまいます。
岡田さんは「仙人はクマに教えてやろうとするし、クマはよい生徒であろうとするけれど、結局クマのやることはとんちんかん。でもそれを2人は楽しんでいて、読んでいるうちにその場に自分が居るみたいな空気感がとても楽しい」と話します。

もう1冊は岡田さんの著書「アチチの小鬼」。
(岡田淳作、田中六大絵、偕成社)
何でも入れて燃やしちゃう不思議なつぼを持つ小鬼の話を、おじいちゃんが孫に語るという荒唐無稽な物語です。
岡田さんは、「おじいちゃんはほら話ばかりするんですよ。孫もほんとかな、うそだろうなと思いながらもそういう話を楽しむ。全部が関西の落語のような調子で進んでいきます。どちらの本も、いうたら何の役にも立たないような話をしているけれど、なんかおもしろい。楽しい。物語の中に自分が入りこんで、読み終わって、ああおもしろかったということで、とても回復している何かがあると思います」と話します。

家にいる時間が長いいま、岡田さんは何かに没頭する時間を持ってほしいと考えています。
岡田さんは38年間、小学校で図工の先生をしていました。
岡田さんの仕事部屋には、5年生の子どもたちの教材に作ったビー玉のジェットコースターがあります。
大人の背丈ほどの高さがある装置で、厚紙を切ったり丸めたりして、接着剤で貼り付けて作ったそうです。
ビー玉が通るとワニの口が閉じたり、離れた場所にあるコースにビー玉がジャンプしたりとなかなか大がかりなものです。
岡田さんは、もしもいま、自分が子どもだったら、ビー玉のジェットコースター作りに没頭し、部屋中に作ってみたいと話します。
岡田さんは、何かに没頭することが力をくれることがあると話します。
「勉強とか、いろんな心配事があると思うけれど、それはいずれ取り戻せることやとぼくは思うんですね。いまは自由になれる時間があることを楽しめばいいんじゃないかな。いろんな制約の中で生きているから、いったんそれを忘れて、何かに没頭することによって、もう一度、立ち向かえるものもある。復元する力、傾いているヨットがすっと戻るようなそういう力が、没頭することによって発揮されるのではないかなと思っています。こうしなくてはならない、という時間はなくて、その時間を過ごしたらなんか楽しかったなというのがいいんじゃないかな」と話していました。

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May 27, 2020 at 03:31PM
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