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Thursday, May 28, 2020

【出口治明】稀代の読書家がおすすめ。コロナ後の人生を豊かにする読書(webマガジン mi-mollet) - Yahoo!ニュース

ライフネット生命を創業した後、立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任した出口治明さんによる、ミモレ読者に向けた「特別講演」の第三回(最終回)。出口治明さんは、「これから社会はよくなる」と言います。その言葉の意味とは―。今回は、コロナショックにより変わる文化や価値観、時間の過ごし方と、人生を豊かにするという読書についてうかがいます。

「会社の付き合い優先」の社会に戻るわけがない

前回は、ITリテラシーが向上し、働き方が変化するという話をしました。ITリテラシーが向上すると、ひとりでできることの幅が広がります。働き方が変化すると、今度はその社会の文化や価値観、ひとりひとりの時間の過ごし方も変わってくると僕は考えています。 付き合いの飲み会や接待の機会が自然と減り、働き方が変化し、長時間労働が是正されると、当然家庭にも影響が出ます。長時間労働が減った分増えるのは、主として家族や子どもと過ごす時間になります。今回のステイホームでも、家族との時間が増え、改めて家族の大切さを実感している人が多いと感じています。 もちろん何事にもダークサイドがありますから、家族と長く一緒にいたら、うまくコミュニケーションができない人たちもいるでしょう。極端な例でいえば、DVや子どもの虐待といった事態が出てくるということです。でも、それはあくまでダークサイドで、全体の割合で考えれば、家族や子どもと過ごす時間の大切さを理解した人の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。 パンデミックがあけた後、働き方は瞬間的には元に戻るかもしれません。僕の周囲にもカラオケに行きたいという人がいます。でも、中長期的に見れば、全てがそのまま元に戻るということはまずありえないでしょう。家族や子どもと、こうして1ヵ月以上もふれあってくれば、その大切さがよくわかるわけですから、付き合いで行く飲み会や接待を最優先するような社会に戻るはずはありません。    

夜の街の性分業が変化する

飲み会や接待が減るということは、夜の街にも価値観の変化をもたらすと僕は考えています。 はじめに起きる変化は、夜の街の担い手が変わることではないでしょうか。具体的には、女性が男性にお酌をするといった固定された性分業がなくなっていくということです。「男性は仕事、女性は家庭」という性分業の変形のひとつである「昼に働くのは男性、夜に飲み屋で男性を癒すのは女性」などといった性別による役割の線引きは薄くなっていくでしょう。 今回のコロナショックにより、家で家族と食事をとるのが当たり前になり、かつそれがとても楽しいことだと発見した人たちが増えています。そういう人が今後外食をするときには、おそらく家族やカップルで外食をするわけですから、必ずしも接客をするのは女性である必要がなくなるということです。 今まで、「客は男性だから、接客は女性がやるもの」といった性分業が無意識に定着していた夜の街ですが、このコロナショックを機にこういった役割分担そのものが見直され、変化していくこととなるでしょう。それは、女性に限らず男性にとっても、固定された役割に縛られなくなることですから、すばらしい方向への変化なのではないかと捉えています。  

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