ジャズ界の巨匠、名ピアニスト/作曲家のチック・コリアが2月9日、79歳で亡くなった。最近、珍しい型の癌と診断されていたという。
ジャズ・トランペット奏者の父から勧められ4歳でピアノを弾き始めたコリアは、高校生のときからジャズ・クラブで演奏を始め、音楽を学ぶため、コロンビア大学とジュリアード音楽院に進学した。
60年代初めにプロとして活動し始め、ブルー・ミッチェル、モンゴ・サンタマリア、ハービー・マンらとプレイ。1966年にデビュー・アルバム『Tones For Joan‘s Bones』を発表し、マイルス・デイヴィスや自身のバンドで革新的かつ秀逸な演奏で人々を魅了し、ジャズ・フュージョン・ムーヴメントの旗手となった。
これまでに67回もグラミー賞にノミネートされ、同アワード史上8番目に最多となる23回受賞。昨年、ニュー・アルバム『Plays』をリリースしたばかりだった。
彼のFacebookには訃報を伝えると共に、「僕の旅において音楽の火を明るく燃やし続ける助けをしてくれた人々みんなに感謝したい。演奏、作曲、パフォーマンスなどを多少なりとも齧っている人はそれを続けて欲しいというのが僕の願いだ。自分のためだけでなく、僕ら全員のためになる。この世界がもっとアーティストを必要としているだけでなく、それはとても楽しいことだから」とのコリアからのメッセージも掲載された。
Ako Suzuki
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