学生時代に途上国の女性雇用問題を研究し、その後スリランカ大使館で働いていた前川裕奈さん。 【画像】スリランカ産のデットストックの生地を使ったスポーツウェア 26年間続いた内戦により夫や息子を亡くしても、「女は家を守るもの」という固定観念があり、スリランカの女性たちは仕事に就くことができなかった。 「スリランカの女性たちは、紛争被害を受けていたり、障がいがあったりで『自分たちはもっと仕事をしたいんだけど、どうしても機会に恵まれない』という話を聞くと、中長期的な視点から対応を考える国の政策が、今困っている彼女たちのニーズに合っているかと言ったらそうじゃない」 前川さんは“今、彼女たちを助けたい”と、スリランカ産のデットストックの生地を使ったスポーツウェアのブランド「kelluna.(ケルナ)」を立ち上げ、現地の女性たちを自社工房で雇用している。彼女たちに、裁縫技術を磨くトレーニングも行っている。
笑顔を増やしたい
夫を亡くしたインドラニさんは、30年ぶりに自力で収入を得たという。 インドラニさんは「仕事ができるようになり、とても楽しい日々を送ることが今、できています」と話した。 「kelluna.」の商品コンセプトは『self-love』。自らも摂食障害を経験したことがある前川さんは、体形に悩みを抱える女性のために幅広いサイズを展開し、過剰なダイエットではなく「そのままの自分を大切にして欲しい」という願いをウェアに込めている。 「どんな自分も愛する」そんなスリランカ女性の精神を届けたいと願う前川さんは「彼女たちから日本の女性に何か発信できるものも絶対あるし、笑顔を増やしていきたいのが一番大事なことだと思っています」と語った。
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
フューチャーランナーズ~17の未来~
からの記事と詳細 ( 「もっと仕事がしたい」スリランカの女性たちを応援するスポーツウェアブランド(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース )
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