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Monday, March 23, 2020

「フリーライドスキー」の大会で活躍 高山の3少年、世界へ飛躍 - 岐阜新聞

 整備されていない雪山で、事前申告したコースを自由に滑りながら、ターンやエア、トリックなどの技を競う「フリーライドスキー」。若者を中心に人気を集めつつある競技だが、岐阜県高山市の少年3人がその先頭を滑っている。2月にあった大会「ジャパンフリーライドオープン」の年代別で、優勝をはじめ全員が入賞する活躍。普段は無邪気な3人だが、誰よりスキーを楽しみながら高め合い、今シーズンを終えた。

 長野県の白馬コルチナスキー場であった同大会で、杉山直己さん(13)、二郎君(11)兄弟=同市片野町=は、中1直己さんがU18クラスで3位を獲得。U12では小5の二郎君が優勝し、小4田中悠晴君(10)=同市中山町=が4位に食い込んだ。3人は市内のほおのき平スキー場を拠点に練習を続ける仲間だ。

 杉山兄弟はスノーボードの元プロライダーの母知子さん(45)の影響で、悠晴君も父の会社員田中謙太郎さん(42)に誘われ、2~4歳の頃に自然とスキー板に乗った。シーズンになるとほおのき平に通い詰め、親や大人を追っ掛け、何度も転びながらこわごわと斜面に挑んでどんどん上達。3人とも「決まっているのはスタートとゴールだけ。自分で考えて自由にコースを決められるのがとても楽しい」と口をそろえ、フリーライドにのめり込んだという。整備されたコース外を滑るため、いざという際の"自己責任"としてビーコン(電波受発信器)やシャベルを背負うことまでも楽しみに変えている。

 持ち味は三者三様だ。スピードに自信がある直己さん。二郎君は高いジャンプ、悠晴君は早いジャンプが得意。今月15日のホームゲレンデ最終営業日も、何度も何度もリフトに並び直し、小さな後輩も連れて滑り続けていた。

 直己さんから見た二郎君は「やんちゃなライバル」、二郎君から見た悠晴君は「ターンがキレキレ」、悠晴君は杉山兄弟を「とにかく上手」と認める。五輪種目でないため光が当たることが少なく、競技人口も少ない競技。今シーズンは終わったが、直己さんと二郎君は「世界大会で優勝したい」との大きな夢のため、悠晴君も「もっともっと上達」との目標に向かって滑り続けると笑顔で誓う。

 米国に住んでいたこともある知子さんは、現地で体感したフリーライドの魅力を「何より自分で決められること」とし、さまざまな表現力を身に付けようとする息子たちの姿に目を細める。田中さんも「古里飛騨高山がいかに恵まれているかを、滑りを通じて知ってほしい」と3人の成長に期待している。


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