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Friday, July 17, 2020

新型コロナにかかって気づいた 親子留学で本当に学んだこと(GLOBE+) - Yahoo!ニュース

連載執筆中のこの春、私は新型コロナウイルスに感染しました。自宅と病院で過ごした3週間は、子どもから隔離せねばならない日々でもありました。面会も許されない孤独な闘病中、1年前の親子留学を思い出していました。図らずも、子どもたちとの向き合い方を改めて考えさせられた時間でもありました。 【写真】記者が体験した親子留学

「ダメなママでごめんなさい」エリーさんの言葉は

フィリピン・セブ島で2018年秋に始めた親子留学は、舞台をニュージーランドのフィティアンガにうつし、日本への帰国を2日後に控えていた。2019年3月のことだ。 決して順風満帆なことばかりとは言えなかったものの、英語以外にもたくさんのことを学んだ実りある日々だった。 日本を飛び出したとき生後3カ月だったルールーは8カ月に、1歳半だったシンシンは2歳を迎えた。特にルールーは親子留学中に元気よく卒乳してしまい、現地の粉ミルクと離乳食でぷくぷく成長。ホストマザーのリンダさんに「little dumpling(小さなお団子ちゃん)」と呼ばれて愛された。 6週間、週末を除いて毎日面倒を見てくれたエリーさんによるシッティング最終日。私は学校が終わるとスーパーに寄り、チョコレートのギフトセットを買ってシンシンとルールーを迎えに行った。 「2人は本当にすばらしいベイビーだった。とても楽しい日々を過ごせたわ」。そう言って、エリーさんはシッティングの時に使っていた、英語の本を数冊プレゼントしてくれた。どれも、私たちが渡航前に、彼女が友人やセカンドハンドショップを回って集めてくれた乳幼児向けの良質な絵本だった。こちらの人々は、ものを大事に使い、どんなに古びてもすぐに捨てず、それを必要とする人に譲る。大きなスーパーは2つしかない街に、個人が経営する小さなリサイクル店は至る所にあることが、それを物語っていた。

最初のホストマザーでもあるエリーさん宅に行くのはこれが最後なのだと思うと、感慨深いものがあり、同時に、いろいろと恥ずかしい思いがあふれてきて、月並みなあいさつしか言えなかったのをよく覚えている。 「あのとき、ダメなお母さんでごめんなさい」。この連載を書くにあたり、およそ1年ぶりにエリーさんに連絡をとった私は、当時きちんと言えなかったことを伝えた。 You were definitely not a bad mother.(あなたがダメなママだったということは、全くないよ) ただちょっと、勉強にフォーカスしすぎていたかもね。あなたが勉強を一生懸命したいという気持ちはとてもよく伝わったし、応援していたつもりよ。でもね、子どもたちは遊んでいながらも、ママが帰ってくるのを毎日毎日楽しみにしていたのよ。 エリーさんにそう言われ、はっとした。子どもたちは、当時まだ小さすぎて、私が何をしているかなど、気にもされていないと勝手に思い込んでいた。「そんなことないよな」。私が語学学校に行ったりダイビングのライセンスを取ったり、のびのびと過ごせたのは、風邪ひとつひかず、二つのホストファミリーに可愛がってもらっていたシンシンとルールー兄弟のおかげだ。 私は、育児に疲れたりストレスがたまったりして子どもに対して笑顔が減るくらいなら、他の人に助けを借りてしまったほうが子どものためでもあると思っていた。でも、やっぱりどんなに小さくても2人の母親は私だ。「そんなことに今頃気づくなんて、やっぱ、私はダメな母ちゃんだ・・・」。そう思いながら、気づかせてくれたエリーさんに、今度はきちんとお礼を言った。

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