MotoGP第15戦アメリカズGPの予選が行なわれ、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールポジションを獲得。彼は、第13戦アラゴンGPから3戦連続でのポール獲得となった。
バニャイヤはさらに、アラゴンGPと第14戦サンマリノGPで優勝も飾っており、ポイントリーダーであるファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との差を48ポイントまで詰めている。アメリカズGPも含めて今季は残り4レース。逆転は簡単ではないが、彼はチャンピオン獲得を諦めていない。
バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)にとって、自身が率いるVR46アカデミー出身のバニャイヤは愛弟子にあたる。
今回の予選ではクラッシュを喫し20番手と不本意な結果に終わったロッシは、バニャイヤのポールポジションラップを絶賛。彼がドゥカティのバイクに乗っているのを見るのは「大きな喜び」だと語っている。
「ペッコはすごく印象的だ」と語った。ペッコとは、バニャイヤの愛称である。
「見事なラップで3回連続のポールポジションだ。彼は本当に素晴らしい状態だ」
「彼の走りを見るのはとても楽しい。彼がドゥカティをトップで走らせているんだから、大きな喜びだよ。こんなドゥカティを見るのは久々だ。だからペッコに関しては本当にハッピーだ」
バニャイヤの3戦連続ポールポジション獲得は、イタリア人ライダーとしては2009年のロッシ(ドイツ~チェコ)以来、ドゥカティのライダーとしては2008年のケーシー・ストーナー(カタルニア~サンマリノの7戦連続)以来となる。
ロッシの称賛や、ロッシ以来となる快挙を達成した意義について訊かれたバニャイヤはmotorsport.comに次のように答えた。
「それは、僕が3回連続でポールポジションを獲得したってことだ!」
「嬉しいけど、あまり変わらないと思うよ。僕たちはチャンピオンシップを戦うためにここにいるんだ。ポールポジションはベストなスタート位置だし、僕たちはまたそれを獲得できたんだ。それも、あまり違いはないと僕は思う」
バニャイヤは、バイクをうまく乗りこなすことができている理由について、自分のコーナリングスタイルに合わせてバイクを調整したことや、今季に向けてメンタリティを変えたことが理由だと説明した。
「ドゥカティのバイクに乗り始めた頃は、いつも転倒していたし、フィーリングもあまり良くなかった。プッシュしようとしても、自分のライディングスタイルがドゥカティに合っていなかったんだ」
「Moto2では、常にコーナリングスピードをかなり上げていたし、リヤが常にスライドしていたからブレーキを強くかけることができなかった。そして今年まで、良いフィーリングを得られていなかったんだ」
「昨年は良いレースができたけど、今年はバイクでのメンタリティを少し変えた。このマシンのことをよく理解しているし、ブレーキングにもよく適応していると思う」
「それに、セッティングをコーナリングスピードに合わせて調整している。僕たちのマシンは、コーナリングはそれほど速くないからね。でも今年は良い仕事が出来ているし、バイクがより合ってきているんだ」
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